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2017.02.21     カテゴリ: クモガタ類ダニ 

   ヨロイダニ科の一種



石をひっくり返すと、たくさん現れるのがアヤトビムシ科の一種と思われる、このトビムシであります。(写真左側)
この日も、どの石の下もアヤトビムシばかりなので、なかなか改めてコイツの写真を撮ろうと言う気分にはならないのですが・・・
写真右側には、オレンジ色をしたヨロイダニ科の一種と思われるダニの姿も見えます。
このダニも、石裏ではよく見かける(見つけやすい)ダニであります。
石裏の常連メンバーですね。






石を持ち上げた時にどこかに挟まったのか、ぐったりと横たわる瀕死のアヤトビムシに、同じ石裏をうろついていたヨロイダニの一種が気づいて近寄って来ました。

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第1脚でツンツン・・・慎重にアヤトビムシを確認です。
「いいモノみつけたっ!」




これは大きな獲物発見・・・!
早速、アヤトビムシの脚に喰らいついたヨロイダニであります。

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この時まだアヤトビムシは生きておりましたが、もう抵抗する元気はほとんど残っていなかったようです。
まさに虫の息・・・


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自分よりも大きなアヤトビムシを引きずりまわします。
なす術無し、さるがままのアヤトビムシであります。




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そしてなんと!

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大きなアヤトビムシを高々と持ち上げてしまったヨロイダニ・・・パワフルであります!
しかし、おちょぼ口(と言う表現で合っているのか・・?)のヨロイダニですから、やはりこの獲物はあまりにも大きすぎのようですね。




2017.02.19     カテゴリ: 昆虫ハエ・アブ 

   木漏れ日にふわり舞い降りた、白い天使


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久々のフィールドはすっかり春爛漫の陽気だったこの日、一歩藪に踏み込むと、木漏れ日に暖められた林内のそこかしこから小さなハエ目らしき羽虫が飛び交いました。
気にはなったのですが、先ずは地面の虫から・・・と、這いつくばっていると、目の前の落ち葉にその中の一匹がふわりと舞い降りたのでした。





ひょっこりと顔を出し、落ち葉の上をちょこまかと歩き回のはチョウバエの一種。

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丁寧に一節づつ毛で覆われいる特徴的な触角と、ハエ目らしく意外に大きな複眼であります。
・・・しかしながら、もふもふのガにしか見えませんね、この面構え。





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どこにでもいるチョウバエですが、これまた同定が難しいのであります。
と、言う事でとりあえず「チョウバエ科の一種」、でございます。

しかし拡大してみると、とても美しい昆虫のひとつですね。



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これだけ暖かいと、いよいよ花粉の気配を感じずにはいられません。
この日はギリギリ大丈夫だったのですが・・・花粉を気にせずフィールドに行けるのは、しばらく先になりそうです。


2017.02.17     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   2017・初ザトウムシ

ゴホンヤリザトウムシ Systenocentrus japonicus


2月もいつの間にやら折り返してしまいました・・・
2017年のロケットスタートに全く着いて行けていないクマGでありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


そんな中、今日は久々にフィールドに向かう事が出来たので、2017年の初ザトウムシを見たいと思い、去年ニホンアカザトウムシがザクザク出て来たポイントに向かう事にしました。
山に到着すると、まだ2月とは思えぬほどに麗らかな小春日和、寒がりのクマGもインナーに着込んだダウンが暑い!・・・しかしながらここ最近の晴天続きで、林内もポイントのガレ場も、乾燥してカサカサ状態でありました。
これはザトウムシ以前に、生き物探しにはちと不安であります。
・・・とは言え、去年はどの石をひっくり返してもニホンアカザトウムシが出て来た程に密度の高いポイント、すぐにその姿を見せてくれるだろうと思ったのですが・・・


いない。

・・・全くいない!!








どうした事でありましょうか。
しばらく他の生き物を見つけながら、ガレ場の石をひっくり返していると・・・ようやく出て来たのはこのザトウムシでした。


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2017年の初ザトウムシとなりました。
背中に5本のトゲを持つパンキッシュなザトウムシ、ゴホンヤリザトウムシであります。



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このトゲ(ヤリ?)の並び、いつも真横からのカットを撮りたくなるので、似たような写真ばかりになりますが・・・
やはり何度見てもカッコいいザトウムシであります。



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晩秋まで灌木の葉上などで見られる、このゴホンヤリザトウムシ。
成体で越冬し、春に繁殖期を迎えるのでしょうか。
「未定」には何度も登場しておりますが、初夏の頃には、葉上に幼体の姿も確認しております。





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石裏に貼りつくゴホンヤリザトウムシ。(写真中央)
暖かい時期でも、葉上でそれほど活発に動き回るザトウムシではありません。
無論、この時期はピクリとも動かずに撮影に付きあってくれる、とても良いモデルであります。
トゲトゲしい見た目とは裏腹に、温厚なザトウムシなのです。
温厚過ぎて、ぱっと見かなり地味な程ですね(笑)・・・これでもう少し大きかったら、もっと人気者になっていたに違いないと、いつも思うのです。
まぁ、そんな一見地味なところも、ザトウムシ達・共通の魅力ではあるのですが。









ところで、ニホンアカザトウムシ達は一体どこに行ってしまったのでしょうか・・・

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この日の見れたのは、空っぽになったニホンアカザトウムシの亡き骸2つのみでした。

2017.02.07     カテゴリ: クモガタ類ダニ 

   つるつる

ジュズダニと言えば、こちらも去年撮影のものですが・・・

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この日は土壌に生息する、ある極小ザトウムシを探して、いつものポイントで石をひっくり返しては、手にとってじっくり眺めていたのでした・・・
すると、何やら見慣れない黒い虫の姿が。
ダニか・・・?・・いや?・・・まさか!?・・・いややっぱりダニだよな?・・・いやもしかして!?

肉眼ではいくらじっくり見てもイマイチ確信が持てなかったその生き物、もしやコレが探していたザトウムシではないかと、早速カメラで拡大撮影して、モニターでその姿を見たのですが・・・思わず笑ってしまいました。




ぴかぴかの、ツルっぱげ状態のジュズダニでした。
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土壌でよく見るジュズダニと言えば、身体じゅうにゴミやら地衣類の粉なんがをくっつけており、その素顔がどうなっているのかが見える事はあまり無いのですが・・・まさかこんなにツルツルだったとは。
周囲にピョコピョコと生えた毛が、よりいっそうハゲ頭感を醸し出しております。
通常ならきっと、この毛に色々な物を引っかけて背負うのでしょうが・・・

とりあえずこのツルツルのジュズダニを見て、一気に脱力してしまったクマGでした(笑)
今考えると、雨上がりで通常より水気が多かったこの日、雨水で身ぐるみを剥がされてしまった直後だったのかもしれません。
ツヤツヤしていたのはジュズダニの身体が湿っていたせいでしようか?
今となっては真実は不明ですが・・・ほんといつ見ても面白いダニであります。

そう言えばこの時探していた極小ザトウムシも、未だに見れておりません。
今年こそは・・・!




2016年4月撮影。

2017.02.04     カテゴリ: クモガタ類ダニ 

   緑じゃないけど・・・ミドリハシリダニ  Penthaleus sp.

11月撮影より。



小さなお饅頭を連想させる粘菌ケホコリの一種が一面を覆う中を、ウロチョロと落ち着きなく歩き回る一匹のダニ。

時折立ち止まり、ケホコリの子実体に口吻を突き立てているように見えたのですが・・・
食べていたのでしょうか?
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よく見かけるこのダニ。
ツヤっとした黒い身体に、鮮やかな赤い脚のツートンカラーが特長的、体長は1mmあるか無いかと言うトコロでありますが、動きも活発でよく目立ちます。
わざわざ山まで行かなくても、どこでもよく見る事ができるこのダニは、特徴からミドリハシリダニの一種と思われます。

・・・
ミドリハシリダニ科はムギダニとハクサイダニの2種がおり、冬季に活動する農業害虫としてもその名を知られているようです。
ハクサイダニはその名の通り、ハクサイを始めキャベツやダイコン、ブロッコリー、レタスやネギまで、あらゆる葉物野菜に寄生するダニで、夏季は土壌で休眠卵で越夏、秋と春に特に多く発生するとの事です。

種まで同定するのは難易度が高そうなので、ケダニ亜目ミドリハシリダニ科、Penthaleus sp.としておきましょう。





今度はコケのびっしり生えた樹皮にて。


ここには沢山のミドリハシリダニが歩き回っております。
他種の植物食であるミドリハシリダニですが、このような場所では、やはりコケを食べているのでしょうか。


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そんな中、背中に滴を背負った個体がチラホラ。



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キレイな滴を背中に乗せて、なんと可愛らしい姿なのでしょう・・・!
以前撮影した赤いナミケダニを思わせるシーンであります。→コチラ






・・・が、しかし。

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このミドリハシリダニの最大の(?)特徴は、「背中に肛門がある」事なのであります。
なぜそうなったのかは不明でありますが、ホント、面白い進化を遂げたものであります。


・・・と、言う事で背中の滴の玉は、おそらくこのミドリハシリダニの排泄物だと思われます(笑)
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別の個体です。
背中の中央後ろに見える点が、肛門と思われます。
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そんなミドリハシリダニをカメラで追いかけていると・・・後ろに白い影が!
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思わぬトコロでジュズダニの登場であります。


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コケの間をモソモソと歩くジュズダニは、やはりあっという間に置いてきぼりでした。
ダニも姿かたちのバリエーションが豊富なので、こうして異種のダニが1つの画面に収まると面白いのですが、これがなかなか上手く行かないのです。
出会いのチャンスはまさに一瞬!・・・なのであります。



2017.01.28     カテゴリ:  トビムシ 

   きいろのマルビムシ



マルトビムシの一種
初めて見る色合いであります。
大きさはおよそ1mm以下と、小型でかわいらしい姿をしております。


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この日はこの個体のみしか発見できませんでしたが、同じ山でも少し場所を変えると、出てくる種類が微妙に違ってくるのが面白いです。

2017.01.25     カテゴリ:  トビムシ 

   逆パンダ柄  Sminthurinus bimaculatus

去年の11月撮影より。




地面に横たわる苔むした倒木や、その上に積もった落ち葉に眼を凝らすと・・・
いました、いました。



小さいですが、お分かり頂けますでしょうか?
黒い身体に白い紋が特徴的なトビムシの一種であります。
石裏などではなく、こうして表層で活動している彼等、前年も11月頃に同じような環境で観察しております。
2015.11.13の記事「さらに小さな住人」




誰かの落し物を味見(笑)
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可愛らしい特徴的な体色ですが、やはり同定は難しいです・・・
検索してみると、ムシをデザインしたのはダレ?でお馴染みのBABAさんが、Sminthurinus bimaculatusと同定されている種によく似ております。
記事・マルトビムシ科 ?Sminthurinus bimaculatus
体長は0.5mmほどと、かなり小さいです。


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個体数は少なくはないのですが、1ヶ所に密集していると言う事もないので、なかなか複数個体を1つの画面に映す事が出来ず・・・
そして常に活発に歩き回っております。




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もっと倍率を上げて撮影したかったのですが、この日に持っていた装備ではこれが限界・・・
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可愛らしい姿のトビムシなので、シーズン中にもう一度撮影しておきたいところであります。

2017.01.23     カテゴリ:  菌類 

   マルキマダラケシキスイ Stelidota multiguttata ・・・でしょうか。

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先日ご紹介した、極小甲虫の不明物体でありますが、コメントを頂いた方にケシキスイ類のサイトを教えて頂いたので、早速調べてみました。
この手の甲虫には全くと言っていいほど知識の無いクマG、半ば甲虫の同定は諦めておりましたが・・・
素人の絵合わせ同定ではありますが、とりあえずマルキマダラケシキスイの可能性が高そうであります。






マルキマダラケシキスイ Stelidota multiguttata
体長は約2.5mm。(目盛りは0.5mm)
常緑樹林落葉下に生息する、普通種であるようです。
ホストはドングリ、生息場所もうなずけます。

実は採集してから、一週間以上落ち葉と一緒にケースに入れたまま放置しておりました・・・
なんとかカビは生えていませんでしたが、葉から取り外す際に、胸部の関節から出ていた長い柄が折れてしまいました。



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死後、体色がどの程度変化しているのかは分りませんが、上翅にうっすらと見える斑模様と、点刻列が特徴的であります。


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裏面。
触角が確認できました。


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裏面から観察しても、数か所から柄が出ており、菌糸のような白い糸も確認出来ました。
もっと落ち葉に菌糸でガッチリくっ付いているのかと思ったのですが、そんな様子もなく意外なほどにキレイな腹面であります。
2.5mmの大きさだと、肉眼での観察はかなり厳しく、写真を撮って拡大して見ないとなかなか細部の構造が分りません。

・・・ところで、やはりコレは何らかの菌類なのでしょうか。
ケシキスイの同定についてもイマイチ不安が残りますが、まだまだ謎が解けぬ物体であります。


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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