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カテゴリー 《 菌類 》   全20ページ

2017.01.15     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   今年最初の運だめし




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今年初の冬虫夏草!!
・・・と言いたい所でありますが、正体が不明過ぎて、もはやコレが冬虫夏草なのかどうかも怪しいこの物体。

しかしながら、なかなかのカッコよさにシビれました。







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冬場と言えば土壌生物探し!
・・・と言う事で去年の秋頃から、今シーズンはここを探ってみようと思っていた新たな場所に行ってみました。

薄暗い林内のリター層にて。
一面を覆っていた霜が溶けて、水分をたっぷり含んだ落ち葉を一つまみしたところ、葉の隙間になんだか気になる物体がチラっと見えました。
最初は小さな植物の種か何かかと思ったのでのですが、それにしてはなんだか怪しい雰囲気・・・
目を凝らしてじっくり見てみるもよく分からず、とりあえず撮影してみてやっとコレが甲虫であると分りました。

そう、この物体は非常に小さく、宿主となっている甲虫の体長は約2mmほどなのです。









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身体の節々から無数の柄をのばしております。
柄はあまり分岐せずに、先端は白っぽくなっています。
甲虫の種類もワカラナイ・・・さて、一体何者なのでしょうか。


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体長2mmの甲虫と言うと、小さき者を探す方々から見れば、むしろ大きい方と言えるかもしれませんが・・・
虫のオーラを失って菌類となった物体の存在感は全く別物であり、見落としてしまう確立も多くなります。
一面のリターからコレを引き当てたのはやはり何かの縁、この運だめし的な要素も、また面白いのであります。

この調子で、今年も面白い出会いが期待できるでしょうか!?
・・・いや、先ずはコイツの正体を付きとめるが先ですかね(笑)

2016.10.25     カテゴリ:  菌類 

   小さな白い迷路  ハイイロフクロホコリ  Physarum cinereum.

ハイイロフクロホコリ  Physarum cinereum 


まるで迷路を描くような面白い子実体を形成する、ハイイロフクロホコリ。
ヘビヌカホコリと同様、くねくねとした複雑な形状の子実体は、屈曲子嚢体型と呼ばれております。
こちらはモジホコリ科。




今年5月撮影の粘菌です。

5月~初夏の頃までは、それこそそこらじゅう一面このハイイロフクロホコリだらけでした。
春~秋の間は多くの種類の粘菌達が活動しているハズですが、出現する時期が微妙に違うのがまた面白いです。
(年によっても違いがあったり・・・)
やはり好みの気候条件に、微妙な違いがあるのでしょうか。

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粘菌はとても小さくてもろいので、実際に手に乗せたり、摘まんで持ち上げたりするのは難しいですが、こうして小枝や落ち葉などに乗っている粘菌なら、手に持つ事が出来ます。
手乗り粘菌、なかなか可愛らしいと思いませんか?(^虫^)

2016.10.19     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   三度目の正直、あるか!?  Hymenostilbe odonatae. 

Hymenostilbe odonatae

10月に入り、久々に向かったフィールドは、まるで全ての空気がすっかり入れ替わったかのようにひんやりと澄み渡ってしておりました。
そんな爽やかな沢沿いの空気を思い切り吸い込むと、一瞬で日常を忘れ、心も身体も一気に浄化された気がしたのであります。

すっかりいい気分で、特に何を探すでもなく山道を歩き始めたクマGでありますが、ふと「おっと、カメラを出さないと」と思い立ち、カメラバックを降ろしたのです。
そんな、ただ何気なく脚を止めただけの場所。


・・・あるモノが視線の隅に飛び込んできたのです。







Hymenostilbe odonatae

目に入った瞬間、ひとり「あぁー!!」と声を出してしまったのは、言うまでもありません。



Hymenostilbe odonatae

Hymenostilbe odonatae

この顔!
この姿・・・そして控えめながら腹節からは無数のシンネマが生じているのが見えました。


ヤンマタケであります。
ノシメトンボ、ミルンヤンマなどの成虫を宿主とする冬虫夏草です。

人生2度目のヤンマタケも、地面に落ちておりました。
どうしても見てみたかったヤンマタケを、初めて「拾った」のは2年前・・・
次は絶対に着床している姿を見つける!・・・と、心の片隅にいつも思いながら過ごした2年間、まさか2度目もこんなカタチで出会う事になるとは。

台風や大雨で落ちたのでしょうか、シンネマは折れてしまったのか数が少なく、色も薄く感じます。
発生してどれくらい経ったモノなのでしょうか。



ヤンマタケ Hymenostilbe odonatae. 
Hymenostilbe odonatae

Hymenostilbe odonatae

宿主となったのは、ミルンヤンマの♀のようです。


Hymenostilbe odonatae

シンネマ部分。
あまり成熟が進んだ状態には見えません。


Hymenostilbe odonatae

Hymenostilbe odonatae

Hymenostilbe odonatae

体表面には、コケが生えていたようです。
もうすでに枯れてしまっておりますが、これが青々としていたら、またカッコよかった事でしょう・・・



複眼周辺には、まだ少し生きたコケが生えております。
Hymenostilbe odonatae
・・・うむ、やはり非常にカッコよし。








せっかくなので、前回 (2014年)に初めて遭遇したヤンマタケも貼っておきましょう。

2014年ヤンマタケ
Hymenostilbe odonatae

2016年ヤンマタケ
Hymenostilbe odonatae

やはり2014年のヤンマタケは、完璧と言っていいほどにカッコよく仕上がった個体で、発見した瞬間に受けた衝撃も、かなり大きかったのを覚えております。
・・・それに比べると2016年、だいぶ地味な個体ではありますが、なにより今回の大きな収穫としては、前回とは別の場所・新たなフィールドでの発見であると言う事であります。
これでヤンマタケを確実に探す事が出来るであろう場所が、2か所に増えたワケです。
・・・まあ、ヤンマタケ自体は普通種であるようですし、しかも通年見る事が出来る、環境さえ合っていればもっといろいろな場所で探す事は出来るのでしょう。

さあ、次は着床している姿を見つける事が出来るか??






2016.10.15     カテゴリ:  菌類 

   キンチャケホコリ? あらため。



きれいにびっしりと並んだ玉子?
はたまた、美味しそうな饅頭にも見えるこの物体・・・


中身は意外にもパサパサのご様子であります。 
弾けた表皮の内側から、黄色い綿のような細毛体が飛び出しております。
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ヘビヌカホコリが現れる季節になると、セットで見られる事がしばしばあるこちらの粘菌・・・

以前、これとよく似た粘菌を、「キンチャケホコリ」として紹介した事がありますが、あらためてよく調べてみるとケホコリ科には「キケホコリ」や、「トゲケホコリ」など、見た目が非常によく似たモノがあるようで、正確に同定するには胞子の表面の網目模様の違いを見る事が必要であるとの事。

と、言う事で、ケホコリ科 sp.としておきましょう。
ヘビヌカホコリと同様、晩夏から秋の粘菌と言うイメージです。



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今年はよく見かける気がします。

一粒の直径は1mmほど。
まさに、小さい秋ですね。

2016.10.14     カテゴリ:  菌類 

   ぷるぷる、からのカリカリ   Hemitrichia serpula



ぷるぷる質感のこの物体・・・美味しそう?


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この物体、ヘビヌカホコリの未熟な子実体であります。








この白いぷるぷるが・・・

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カリっと焼き上がったかのような姿に!







こちらが成熟した状態であります。
薄暗い倒木下に、ストロボの閃光で写し出された、凄まじい異世界感・・・!
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沢の上を横断する、大きな倒木の下です。
沢の反対側からでも、すぐにソレだと分かりました。
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時に大きな子実体群を形成するヘビヌカホコリでありますが、この鮮やかなオレンジ色も相まって、遠くからでもよく目立ちます。
今年は、春先5月に越冬したであろう子実体を見る機会がありましたが、新鮮な子実体はやはり目に鮮やかであります。
そして近づいてみると、その不思議な造形に、毎度見入ってしまうのです。
この特徴的なヘビヌカホコリを見ると、いつも秋だな〜と感じる季節になっております。
夏季も活動しているに違いありませんが、秋に子実体を作る事が多いのでしょうか。


ぷるぷるもカリカリも、どちらもなんだか美味しそうなヘビヌカホコリは、見つけるとついテンションが上がってしまう粘菌であります。
(実際には、残念ながらカリカリしておりません。)



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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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