カウンター


2017.02.04     カテゴリ: クモガタ類ダニ 

   緑じゃないけど・・・ミドリハシリダニ  Penthaleus sp.

11月撮影より。



小さなお饅頭を連想させる粘菌ケホコリの一種が一面を覆う中を、ウロチョロと落ち着きなく歩き回る一匹のダニ。

時折立ち止まり、ケホコリの子実体に口吻を突き立てているように見えたのですが・・・
食べていたのでしょうか?
3114.jpg


よく見かけるこのダニ。
ツヤっとした黒い身体に、鮮やかな赤い脚のツートンカラーが特長的、体長は1mmあるか無いかと言うトコロでありますが、動きも活発でよく目立ちます。
わざわざ山まで行かなくても、どこでもよく見る事ができるこのダニは、特徴からミドリハシリダニの一種と思われます。

・・・
ミドリハシリダニ科はムギダニとハクサイダニの2種がおり、冬季に活動する農業害虫としてもその名を知られているようです。
ハクサイダニはその名の通り、ハクサイを始めキャベツやダイコン、ブロッコリー、レタスやネギまで、あらゆる葉物野菜に寄生するダニで、夏季は土壌で休眠卵で越夏、秋と春に特に多く発生するとの事です。

種まで同定するのは難易度が高そうなので、ケダニ亜目ミドリハシリダニ科、Penthaleus sp.としておきましょう。





今度はコケのびっしり生えた樹皮にて。


ここには沢山のミドリハシリダニが歩き回っております。
他種の植物食であるミドリハシリダニですが、このような場所では、やはりコケを食べているのでしょうか。


8411.jpg
そんな中、背中に滴を背負った個体がチラホラ。



8412.jpg

キレイな滴を背中に乗せて、なんと可愛らしい姿なのでしょう・・・!
以前撮影した赤いナミケダニを思わせるシーンであります。→コチラ






・・・が、しかし。

8414.jpg

このミドリハシリダニの最大の(?)特徴は、「背中に肛門がある」事なのであります。
なぜそうなったのかは不明でありますが、ホント、面白い進化を遂げたものであります。


・・・と、言う事で背中の滴の玉は、おそらくこのミドリハシリダニの排泄物だと思われます(笑)
8415.jpg



別の個体です。
背中の中央後ろに見える点が、肛門と思われます。
3117.jpg





そんなミドリハシリダニをカメラで追いかけていると・・・後ろに白い影が!
8417.jpg

思わぬトコロでジュズダニの登場であります。


8418.jpg

コケの間をモソモソと歩くジュズダニは、やはりあっという間に置いてきぼりでした。
ダニも姿かたちのバリエーションが豊富なので、こうして異種のダニが1つの画面に収まると面白いのですが、これがなかなか上手く行かないのです。
出会いのチャンスはまさに一瞬!・・・なのであります。



スポンサーサイト








トラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ジュズダニも登場して、わ~っと思いました!
小さいのに迫力があり、怪獣たちの戦いのようです(^^)
黄色いマルトビムシもかわいいです。
マルトビムシの仲間は去年庭で見られたので、今年もどうかなと現れるのを待っているところです。
かぜくささん

ダニもトビムシも、寒い時期にしか活動しない種がいるようです。
まぁ、この手のモノは主に寒い時期しか観察しておりませんが・・・
蚊もいないですし、地面に貼りつくにはいい季節ですからね、他の虫の誘惑も少ないですし。
庭のマルトビムシ、今年も現れるといいですね。
写真、楽しみにしております。





最新記事
カテゴリ


プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

検索フォーム
あしあと
pictlayer
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: