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2014.12.23     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   寒さを燃やす、煌めく赤   Pseudobiantes japonicus

ジークくんが初めてニホンアカザトウムシを見たと言う場所に案内してくれました。
そこは里山の中に広がる、田んぼの脇に大きな朽木が4~5本横たわっている、なんて事のない場所・・・しかし実に「何かいそう」な場所でありマス。

一番大きな朽木をせーのでひっくり返し、裏側をじっくり見てみると・・・




お、いたいた!

ニホンアカザトウムシ [ Pseudobiantes japonicus ]
Pseudobiantes japonicus

いやぁ、やはり美しいザトウムシでありマス。
この艶めいた深い赤は、他に思い当たらないほどに輝いて見えます。
脚をたたんで恥ずかしげに顔を隠している、お決まりの姿勢で越冬中のようでした。



眼丘脇の臭腺口からニオイのある液体を出しているところ。
Pseudobiantes japonicus

鋭いトゲが並んだ巨大なカマ状の触肢や、眼丘の角などかなりイカツイ格好をしており、さぞ凶暴な生き物なのではないかと思われてしまいそうなニホンアカザトウムシですが、実は唯一の防衛手段なのがコレ。
写真を見るとお分かり頂けるように、液体は頭胸部の臭腺口から分泌されると、すぐに身体の脇の溝を伝って腹部の後まで流れ、そこに溜まる仕組みになっております。
小さな身体で少しでもニオイを拡散させようと言う工夫なのでしょうか。

そう言えば以前にも、本種によく似たオオアカザトウムシで、同じ習性観察しておりました。







イカツイと言えばこちらもかなりイカツイ!!(笑)
1955.jpg

とても美しい高倍率域の写真を次々と生み出すジークくんの撮影スタイルは、その左右に突き出たストロボアームの様から通称「カニムシ」と呼ばれているとか、いないとか。

そんな彼が2年前にニホンアカザトウムシを見たこの場所で、再び出会う事が出来たと言う素晴らしさ。
何気ない事ですが、めまぐるしく変わってしまう環境の中、いつまでもこのような場所が残っていて欲しいものだと、あらためて深く思ったのでした。


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こんにちは。

最初の2枚のザトウムシの写真も毎度素晴らしいのですけれど、今回はやっぱり3枚目の撮影シーンに目が行ってしまいますねw。左右だけではなく上からもストロボ、しかも別にライトがガムテープで貼られていて、レンズは何かエクステンションが挟まっている様で…いやスゴイですねこれ。
こんには。
コメントありがとうございます。

撮影対象がとても小さく、撮影倍率を上げて撮影されている方々は、それぞれに色々と工夫されているようです。
・・・美しい写真の裏側には、こんな光景が広がっております(笑)
ちなみに中央のストロボの上に鎮座するLEDライトは、ピント合わせのための補助光用です。
倍率を上げるとファインダーはかなり暗くなってしまうんです。
今後もクマGさんの写真楽しみにしております!
来月も楽しみっす。

それにしてもなんだか第3者目線で見るとカメラ機材が凄まじくださいですね苦笑
これ、FBで使っても良いですか?
ありがとうございマスっ!
来月楽しみですねぇ~

いやいや、赤いガムテも凄みを増大させております・・・
どうぞ何なりとお使い下さいマセ。
生きるために出す小さな水玉のような液体、それが流れるしくみになっているのですね。
頑張って生きなさいと、神様が与えてくれたのですね。
感慨深いです。

お友達のカメラの装備も素晴らしい!
拍手です(^^)!
かぜくささん

写真の彼は、ザトウムシの液体を「湿布のようなニオイ」と表現しております(笑)
土壌のニオイを凝縮したような、スーっとするニオイです。
一見すると硬くて乾いていそうなイメージのザトウムシですが、とても多湿を好み、小さな体からこれだけの液体を出すくらいですから体内は予想以上に水分で満たされているのでしょうね。

・・・彼のカメラはいろいろな工夫が詰まっていて、まさに拍手モノです!(笑)




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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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