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2013.04.06     カテゴリ:  植物 

   悪魔の誘引   ミミガタテンナンショウ

ミミガタテンナンショウ [ Arisaema limbatum ]
Arisaema limbatum


森の木陰を不気味に演出する、テンナンショウ属のこの独特な花でありマスが、その生態はさらに独特でありマス。



花と言っても見えている部分は実は花びらではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)とよばれるもので、実際の花は中央の棍棒状の付属体と呼ばれる部位のすっと下に、仏炎苞に包まれる形で存在し、肉穂花序(にくすいかじょ)と言う小さな花の集合体になっておりマス。
この肉穂花序、付属体、仏炎苞からなる花のカタチは、サトイモ科の特徴であり、さらに雄花と雌花に分かれておりマス。
栄養状態により雄花、雌花が性転換すると言うのも有名デス。


付属体からは小バエなどの昆虫を誘引するニオイを出し、誘われてやってきた虫は仏炎苞と付属体の狭い隙間を通って花序に到達しマス。
花が雄花だった場合は、この時に虫の身体に花粉が着くのデス。
そして花粉を着けた虫が雄花を抜け出して、次に雌花へと行けば、受粉成功と言うわけデス。

ちなみに雌花の方は、入った虫が抜け出せない構造になっており、受粉の成功率を上げているのデス。




雌花に入った虫は、例え花粉を着けていなくとも、二度と出て来れない・・・

悪魔の誘惑と言う事デスね。
見た目を裏切らない興味深い生態を持つテンナンショウの仲間、これから見ごろを迎えて参りマス。
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なんとも美しく怪しい様子が写真に表現されていて素晴らしいですね。
クマGさんの撮るテンナンショウの写真が素敵すぎて、この前フィールド出た時に探しましたよ!!
ちょうど3/30の記事を見て4/4にフィールド出て、帰ってきたらこの素敵写真。
私はまだまだ未熟であの怪しさが写真に出ていませんが、次回更新の際に載せるので、ぜひまた見に来てください。
これは!
嬉しいお言葉、ありがとうございます!!

前回と今回、実は違う日に違う場所で撮影しておりマス。
今回は運良く嵐の後の晴れ間と言う事で、非常に多湿な状態であり、じっとりとした空気感がテンナンショウの雰囲気にピッタリとマッチしてくれまシタ。
・・・テンナンショウを調べてみると、種類もまだまだあるようなので、これからまた探してみたいと思ってマス。

月光守宮サンのブログ更新も楽しみにしておりマス!
今後ともどうぞよろシク!




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Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

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