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2011.11.11     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   森の掃除屋・・・いいえ、むしろ森の妖精と呼びたい。それはザトウムシ!

どうも。



2011年も、気付けばすでに11月11日になっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
外の空気もすっかり冷たくなり、森をあるけば必ずと言っていいほどそこらじゅうにいらっしゃる、ザトウムシ達もそろそろ見納めの時期でありマス。



そもそも、このザトウムシとはいったい何者なんでしょうか。

豆粒もような身体から、ヒョロっと細長いだけが生えていて、フワフワと歩くその姿はユーモラスであり、まさに奇妙、最も身近な「奇虫」と呼んでもおかしくない存在だと思いマス。


クモ形類に分類されるザトウムシは、一見クモにも似ておりますが、頭胸部と腹部のくびれが無い事や、眼が2個しかない事、糸を出さない事、そしてクモ形類の中でも唯一、直接交尾する(クモの仲間は、小さな網を作りいったん精子をそこに乗せ、それを触肢の先端に貯めておいて、交尾時に触肢の先端を♀の生殖口に挿入する)事など違いは多く、クモとは近くも遠い存在と言えるのでありマス。



最もポピュラーな小型の可愛らしいザトウムシ、モエギザトウムシ [ Leiobunum japonicum japonicum ]
モエギザトウムシ 港南台2

                  アカサビザトウムシの裏側、なんとも奇妙な生き物ですネ 
ザトウ 裏側










ザトウムシは主に肉食で、小昆虫やミミズなど小さな生き物を捕らえたり、その死骸をエサにしておりマス。
華奢な見た目からは意外デスが、クモなども捕食してしまうなかなかタフなヤツらなんデス。

しかしながら地面に落ちた果実などに集まったり、与えればパンやビスケットなども好む、いわゆる雑食で「森の掃除屋」としても知られておりマス。


ガのサナギ(?)を食べるアカサビザトウムシ
アカサビザトウムシ 黒エサ930


台風により折れた枝を食べるアカサビザトウムシ、モエギザトウムシ
アカサビザトウムシ 台風

虫ゼリーMAXに夢中のオオナミザトウムシ
オオナミザトウムシ ゼリー1

このように幅広い嗜好性が伺えマス。
口元には文字通りハサミ状の鋏角と、つぶらな二つの単眼が観察できマス。
どことなくカニを彷彿とさせるお顔でありマス。










オオナミザトウムシ  [ Nelima genufusca ]
オオナミザトウムシ ♂

黒い身体で腹部は白く、レッグスパンは10cmを軽く超えるとても大型のザトウムシで、棲息地では集団でいたりする事もしばしば見られる、普通種でありマス。
体長は6~12mmほどデス。




オオナミザトウムシの♂
オオナミザトウムシ ♂横

♀に比べるとやや小柄でスリムなのが♂デス。




オオナミザトウムシの♀
オオナミザトウムシ ♀920


♂よりも腹部がかなり大きく丸みを帯びているのが特徴デス。





オオナミザトウムシのペア、左が♂、右が♀デス。
オオナミザトウムシ 交尾①

このように♂と♀は向かい合い、しばらく見つめ合ってお互いの愛を確認しあいマス。
♂は触肢をのばし、♀の肩に手を回すかのように、抱き寄せマス。


オオナミザトウムシ 交尾②

そして正面からガッツリ交尾でありマス。
互いに鋏角を絡ませ、♂は陰茎を♀の生殖口に挿入しマス。
交尾時間は20秒ほどで、交尾を終えた後も二匹は離れる事無く一緒にいまシタ。


オオナミザトウムシなど、種類によっては交尾後も♂は♀の側から離れず一緒にいる事がよくあるようデス。
仲むつまじく、微笑ましい光景でありますネ。


オオナミザトウムシ ペア秋








こちらはアカサビザトウムシの交尾です。
アカザビザトウムシ 交尾

左が♀、右が♂デス。
交尾は一瞬で行われ、交尾後はすぐにお互い別方向に歩いて行きまシタ・・・





モエギザトウムシの交尾です。
モエギザトウムシ 交尾

左が♀、右が♂デス。
こちらもほぼ一瞬の交尾でありまシタ。









ザトウムシは現在、日本では12科80種(世界では37科4600種)が分類されておりマスが、コレに関する図鑑などの文献がほとんど無く、同定などは非常に困難でありマス。
そのうえ行動範囲の狭い彼らは、同種でもさまざまな地理的分化を起こしている事が多いようデス。






モエギザトウムシ  [ Leiobunum japonicum japonicum ]
モエギザトウムシ 高尾

背中に大きな赤いダニを乗せたモエギザトウムシ、重そうですネ・・
モエギザトウムシ ダニ

丸い身体が可愛らしいモエギザトウムシは、日本全土に分布する最も馴染み深いザトウムシで、都心の公園などでも普通に見る事が出来マス。
体長は3~4mmデス。







トゲザトウムシ  [ Oligolophus aspersus ]
トゲザトウムシ

山地に棲息するザトウムシで、白と黒の身体がスタイリッシュでありマス。
体長は5~7mmデス。






オオナガザトウムシ   [ Melanopa grandis ]
オオナガザトウムシ

オオナガザトウムシ アップ

オオナガザトウムシ 手

大柄な身体に一本のトゲを持ち、歩脚が太く短いのが特徴のオオナガザトウムシ、一般的なザトウムシとはまた違ったボディーバランスが魅力的デス。
体長は10mmほどデス。








ゴホントゲザトウムシ   [ Opilio spinulatus ]
ゴホントゲザトウムシ

こちらも歩脚が太くて短いタイプのザトウムシで、身体に小さな五本のトゲが並ぶことからこの名があると思われマス。忙しなく歩くザトウムシでありマス。
体長は10mmほどデス。







アカサビザトウムシ   [ Gagrellula ferruginea ]
アカサビザトウムシ 黒バック

茶色い身体に一本のトゲを持つ、なんともカッコ良いザトウムシ、低山地などで普通に見られる種類でありマス。
体長は5~6mmデス。












さてさて、山で森で公園で、彼らはいつでも迎えてくれる存在でありマス。
・・・にもかかわらず、まだまだ謎に包まれている部分が多い生き物であるザトウムシ、そんなザトウムシの魅力を感じて頂けたでしょうか?


皆さんも是非・都会の雑踏を抜け、ザトウムシに会いにいってみましょう!(笑)


オオナミザトウムシ 部屋


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ブログ更新。楽しみにしておりましたが。。
ステキに始まりましたね。

きっと、記念すべきザトウムシであり、ザトウムシのようにザトウムシらしくザトウムシなブログになる事でしょう。

今後とも楽しみにしております。
大好きなザトウムシをたっぷり堪能できて幸せ!

更新楽しみにしてるね~
ブログ開設おめでとう!
携帯からこんばんはだよ。
博士らしい虫愛に満ちたブログですな。

ザトウムシ…(*「´▽`*)「へへ。
かわいいなあ。
っか、こんなにいるのか…
覚えきれねえ(○言○)笑

シロシティ。
やっとこさ開始する事が出来まシタ。

・・・しかし季節はもう秋。
今後の展開が謎では」ありマスが、ザトウムシのごとくふわふわと、しかし着実に獲物を狙って行きたいと思う次第でございマス。


以後、お見知りおきを。

ぷぴちゃん!

ジメジメ系森girlでお馴染、ぷぴちゃんのお友達、ザトウムシ特集を第一回にぶつけてみまシタ。
まだまだ奥が深そうな生き物であるので、今後も登場して来る事でしょう。

これからもよろシク。
さぁクン。

はやくパソコンを直したまえ。
愛虫はもちろん、爬虫類・両生類も登場させて行く予定なのでご期待あれ。

ザトウムシはまだまだ種類たくさんいるけど、いかんせん図鑑にほとんど載っていないのが難点なのでありマス・・・
むしろ図鑑を制作する勢いで!!
このブログの主さんだったのですね!w

ザトウムシは来年からちょこちょこやっていこうかなぁと思っています。
日本産土壌動物をコピーしたので同定は出来るのですが、今年は時間が無さ過ぎました汗

ご訪問ありがとうございます(^^♪

こちらも登録していたのですが、最近やっと始動させた次第でございマス。
ザトウムシ、身近ながらなかなか魅力的な生き物ですよね・・・

「日本産土壌動物」とは!??
楽しみにしてますね!!ちなみにリンクさせて頂きたいのですがブログタイトルは「未定」でいいのでしょうか?w

そのままのタイトルで検索してみてください。
ザトウムシやらクマムシやらミミズやらありとあらゆる土壌動物の絵解き検索図鑑でございやす。


ありがとうございます(#^.^#)

タイトルはズバリ「未定」です。
・・・募集中デス(笑)

日本産土壌動物、スゴイ図鑑ですね・・・
サンタさんにお願いしなきゃ!!!




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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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