カウンター


 全1ページ

2017.05.22     カテゴリ: 昆虫カメムシ 

   生きる、輝く

アカスジキンカメムシ Poecilocoris lewisi
5931.jpg


美しいカメムシとして有名なアカスジキンカメムシであります。
もはや説明不要の存在でしょうか。


5926.jpg


ここ最近、通勤の度に近所の公園で幼虫や成虫の姿を見かけておりました。
せっかくなので、1匹お持ち帰りして撮影させていただきました。
フィールドでは、あまり会う事のないカメムシでありますが、公園では見かける事が多いです。


5934.jpg

この美しい光沢は、死んでしまうと失われてしまいます。
まさに、生きている輝きなのです。
スポンサーサイト

2017.05.20     カテゴリ:  トビムシ 

   今年もトマト ニシキマルトビムシの一種?


5896.jpg


雨上がりでしっとりと濡れた地面の上には、いつもよりも沢山のトビムシが歩き回っておりました。
緑鮮やかなコケの上・・・去年枯れ落ちたヤマアジサイの花びらの裏を覗き込むと、マルトビムシのシルエットが浮かび上がりました。







すっかり朽ちて、葉脈の間から光りが透けるヤマアジサイの花弁を、夢中で齧るマルトビムシ。
5899.jpg








目の高さほどの枝にも登ってきていた、このトビムシ。
5895.jpg


体長も1mm以上あり、トマトのような体色で、よく目立つトビムシであります。
ニシキマルトビムシ属の一種でしょうか。
確か去年も、今くらいの時期に同じ種類と思われるトビムシを撮影しておりました→トマト

2017.05.18     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   コガネムシタンポタケ  Ophiocordyceps neovolkiana


5911.jpg





連日爽やか過ぎるお天気に恵まれて、絶好の行楽日和だったGWが明け、申し合わせたかのように雨が降り、肌寒くなった先週半ば。
菌仲間のMさんのご案内で、そのお友達のBさんと共に、とても見たかった冬虫夏草・コガネムシタンポタケのポイントへ行ってまいりました。
コガネムシタンポタケとは、初夏の頃に現れる美麗甲虫・オオトラフコガネの幼虫から発生する、朽木生の冬虫夏草で、宿主となるオオトラフコガネは「未定」でも何度か紹介した事がある甲虫であります。

前夜の雨もなんとか弱まり、どうにか山歩きが出来そうなお天気に。
・・・しかしながらどんより薄暗い空、ときおり小雨もぱらつく、絶好の菌日和に恵まれました。




5921.jpg


ポイントに到着すると、沢沿からの湿度をたっぷり含んだとコケが、一面を覆う別世界・・・同じ山を歩いてきたとは思えない程に、しっとりとした空気に包まれて、期待が膨らみます。
そして、地面にはこれまたびっしりとコケに覆われた、大きな朽木がそこらじゅうに横たわっているではありませんか。





そんな光景に圧倒されている間もなく、Mさんから「ほら、ありましたよ!」との声がかかります。

5902.jpg

朽木を覆うコケの間から覗く、小さな、しかし鮮やかな黄色い子実体・・・
「おおっ!これが・・・!!」
なんだかあっけない出会い・・・その余韻を楽しむのもつかの間、「こっちにも!」「またあった!」と、次々と発見の声が上がります。
慌ててクマGも朽木の表面に眼をると、すぐに小さな個体を見つける事が出来ました。






大きく子実体を伸ばした個体を、朽木から取り出してみました。
5915.jpg



子実体が4本、立派な個体であります。
案内してくださったMさんは当初、今年は気温のせいか成熟が遅く、数も少ないかもしれないと心配していたのですが、蓋を開けてみれば、かなりの数のコガネムシタンポタケを確認する事が出来て、一安心であります。





こちらはBさんが朽木の皮を剥がしたら、偶然出て来た個体。
1494425791kX1VomLcUOFdhgh1494425776_20170511143301c78.gif

子実体は大きく伸びていますが、地表に出ていないためか、色がとても薄いのが面白いです。





雨の雫を乗せていた、可愛らしい子実体。

5908.jpg






しかし、よく見てみるとこの個体、本体の様子が気になります。
5906.jpg

子実体と同じオレンジ色に変化していますが、宿主である幼虫の一部が露出しているように見えます。









そっと朽木の表面を剥がして、取り出してみました。
5914.jpg

幼虫の頭部が現れました。
こちら側は、朽木に埋まっていた部分ですが、頭部以外は白い菌糸で覆われております。




ひっくり返してみると・・・
5913.jpg


こちら側から見ると、はっきりと幼虫の姿を留めているのが分ります。
朽木のかなり浅い場所にいたようで、幼虫背面のオレンジ色に変化している部分が、最初にチラっと見えていたのです。
朽木の外に露出した部分(日光に当たった部分?)は、オレンジ色に変化するのでしょうか・・・?





と、言う事で偶然出て来たモノを合わせて3個体、並べてみます。
5916.jpg


幼虫の大きさはおそらく同じくらいでしょうが、発生場所や状態によって、どれも個性的な菌に仕上がっております。

うむ・・・なんてカッコいいんでしょうか。
シリーズでストラップにしたい(笑)







コガネムシタンポタケ  Ophiocordyceps neovolkiana
コガネムシ類の幼虫を宿主とする、朽木型(まれに地生型)の冬虫夏草です。
晩春から梅雨時期、主に広葉樹の朽木から発生し、成熟するとタンポ型に近い子実体を1~5本生じます。
山吹色または橙色の鮮やかな子実体は、よく目立ち、とても美しい虫草であります。

この場所では、主にオオトラフコガネ(ハナムグリ)の終齢幼虫が宿主となっているようで、朽木の状態としては硬すぎず、水分を多く含んでむしろ柔らかめなのでしょうか。
宿主の幼虫はいずれも朽木の表面に程近い浅い場所にいたようです。
もともとオオトラフコガネの幼虫は浅い場所にいるのか、浅い場所の幼虫が感染しやすいのか、または菌による何らかの操作が働いたのか・・・妄想が膨らみます(笑)



5905.jpg


とにかく、コガネムシタンポタケの発生数が非常に多い、「濃い」ポイントでありいました。
そもそも、この場所には状態のよい大きな朽木が数多くあったのですが、「ここのオオトラフコガネが全部感染したのでは?」などと盛り上がるほどです。
他にも朽木型や気生型など、違う種類の冬虫夏草も期待出来そうなポイントであります。


一行は時間を忘れ、気づけば辺りは薄暗くなり始めておりました。
教えて頂いた貴重なポイントに、また脚を運んでみたいと思います。
5904.jpg


2017.05.13     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   それは踏んじゃイケナイやつ


8530.jpg


石をひっくり返すと、ヌルっとしたモノが丸くなっていました。
この物体の正体は・・・?







よく見ると、傍らには中身を食べられてしまったかのような、小さなカタツムリの殻が。
8527.jpg

なるほどなるほど、やはりコイツの正体は・・・

などと、考えながら見ていると、どこからともなくスズキダニザトウムシがノコノコと近づいて来ました。
そしてそのまま、このヌルヌルに気づかずに、乗り上げてしまうスズキダニザトウムシ・・・





「おっと!ここはヤバかった!」

やっと気付いたのか、急に慌て始めるスズキダニザトウムシ、臭腺からはちょっぴりザトウムシ汁が出ているのが見えます。
8529.jpg





しかし、時すでに遅し。
スズキダニザトウムシの脚の先には、粘液がべっとり付いてしまったようで、もう大変であります。

8528.jpg
「うわぁ!・・やっちまたぁ!」

とても小さな彼等にとっては、脅威でしかありませんが、なんだかユーモラスなスズキダニザトウムシの動きに、和ませて頂いたクマGでした。












ちなみに、ヌルっとした物体の正体は・・・


5893.jpg




この頭の形状はご存じ、KGBでお馴染みのコウガイビルの一種でした。

5894.jpg


コウガイビルは、この軟弱な見た目に似合わず生粋の肉食で、ミミズやナメクジ、カタツムリなどを捕食します。
特長的な頭部ではなく、身体の中央腹面に肛門を兼用する口がある為に、食事風景は独特なスタイルです→コチラ


2017.05.11     カテゴリ: 昆虫ハエ・アブ 

   可愛い顔してトゲもある、コケに隠れた可愛い娘ちゃん


5870.jpg


山道から土手を沢まで下りると、コケの種類も一気に豊富になります。
ここはジャゴケがキレイだなーと、何気なくコケを見ていると、あるものを見つけてしまいました。
今回は冬虫夏草ではありません(笑)

さて、何が写っているでしょう・・・?




5871.jpg


上手く擬態しておりますが、怪しいシルエットに気づきましたでしょうか・・・?








5872.jpg

そうです、この物体・・・!

見た瞬間に、リンクさせて頂いている、「てくてく日記」の伊藤さんがずっと定点観察されていた、シリブトガガンボの幼虫を思い出しました。
つい先日も、記事に登場しております→それぞれの春

幼虫時代のイメージを引き継いだトゲトゲのある身体、そして周囲のコケに溶け込む、キレイな緑色のサナギであります。




ちょっとごめんよと、ひっくり返してみると・・・
5873.jpg

おっと!
何と言う可愛いお顔!!(笑)





大きな黒い眼、そして翅と脚がぴっちりキレイに折りたたまっており、それがまるで髪の毛に見えます。
・・・コケから生まれた女の子!?新たな萌えキャラ誕生の予感であります。
5874.jpg




頭からピョコっと出たアンテナのような突起は、双翅目のサナギでよく見られる特徴ですが、それもチャームポイントに。
5875.jpg





・・・しかしながら、胴体を覆うトゲトゲは、拡大してみると意外にもかなり鋭いモノでした。
5876.jpg
白いく見えるのは体内を通る気管でしょうか。




鋭いトゲトゲで、お尻の守りも完璧であります。
5877.jpg

沢のすぐ脇の、水しぶきもかかるような場所です。
ジャゴケの上に無造作に転がっておりました。
幼虫もいるかなと、周囲を探してみたのですが見つける事は出来ず。


シリブトガガンボの仲間は、大半がこのようにコケに擬態した姿で身を隠し、そこで周囲のコケを食草としているのだそうです。







シリブトガガンボ亜科の一種 Cylindrotomidae sp.
5878.jpg



2017.05.07     カテゴリ: クモガタ類ダニ 

   春の陽気にスキップ、カベアナタカラダニ


5884.jpg


5月に入り、我が家のベランダの植物達も、まさにシーズン到来です。
天気のよい朝に、水やりをしていると、ハオルチアの葉の上を動き回る赤い物体・・・

フィールドでは、こうした赤くて小さいヤツらは見慣れておりましたが、まさか自宅のベランダ、しかも愛でたる鉢植え植物の上を歩いているとなると、これは放ってはおけません。




水やりは一時中断、マクロレンズを持ち出して、追いかけてみます。

5885.jpg


この馴染みのある姿・・・
どうやら、これがいわゆる、カベアナタカラダニなのではないかと思われます。

そう、よくコンクリートの上を走り回っているアイツです。








カベアナタカラダニ Balaustium murorum
5882.jpg


カベアナタカラダニは、主に地面に舞い落ちた花粉を食べております。
他のタカラダニのように昆虫等に便乗する事もなく、一生花粉を求めて歩き回るのです。


・・・よって、鉢植えの植物には全く害はありません。
もちろん、人間を刺す事も無いので、ベランダにいても何も問題の無い、可愛いヤツらなのです。



オトンナ・レトロルサのもじゃもじゃの中にも・・・
5883.jpg


カベアナタカラダニは4~5月に姿を現すダニで、盛夏の頃には姿を消してしまいます。
「春のダニ」と言う事ですね。


春風に舞う花粉を探して、地面を歩き回るカベアナタカラダニの姿は、ダニ界の春の風物詩ですね。





GcJpBX8d4.gif





2017.05.03     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   虫草BONSAI


8578.jpg


世間はどうやらGW突入になりましたが、イマイチ5月らしい爽やかな写真がありません・・・
今回の写真も、一見カサカサの枯れた木の根であります。

・・・が、もちろんカサカサの枯れた木の根ではありません









イトヒキミジンアリタケ Ophiocordyceps sp.
8583.jpg


ふと見過ごしてしまいそうですが、よ~く見ると只ならぬ佇まい・・・
アリから発生する冬虫夏草、イトヒキミジンアリタケでございます。

未定では、過去に何度か紹介している虫草ではありますが、こんなに沢山のストローマが出ている個体には、初めて遭遇しました。
ざっくり数えてみると、17本くらいあります・・・!(通常は1~2本)
そして、風化して化石のようになった質感は、まるで数百年の時を重ねて来たかのような姿にも見えます。

これぞ「虫草BONSAI」!!


よく似た種に、湿度の保たれた場所の葉裏に着床するタイワンアリタケ(今のところ写真はナシ)がありますが、そちらはアリの姿がキレイに保たれており、カッコいいのです。
しかし、より着床場所を選ばないイトヒキミジンアリタケは、宿主のアリが乾燥してぺっちゃんこになっている事が多く、なかなか絵になる個体に出会えないのです。



が、この個体は文句なし!の仕上がり具合であります。
8585.jpg

・・・うむ、趣です。





・・・と、言う事で菌類の記事も増えて来ましたので、「冬虫夏草」のカテゴリーを作ってみました。
毎年、記事は増えるものの、同じ種を更新してばかりなので、今年は少しでも新たな種を見つけたいと思う次第であります。



8586.jpg



カテゴリ


プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

検索フォーム
あしあと
pictlayer
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: