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2016.02.27     カテゴリ: クモガタ類クモ 

   幽霊

ユウレイグモ [ Pholcus crypticolens ]
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ユウレイグモ。
石の裏を見ていると、度々現れるクモであります。
その名の通り、赤い眼のドクロを彷彿とさせる、この顔つき・・・







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しかし恐らくユウレイグモの名前はこの半透明のか細い体つきに由来するものでありましょう。
ザトウムシをも思わせる長い脚も特徴的であります。






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まるでガラスのような美しさ。
こんな生き物が、石の裏でひっそりと生きております。
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2016.02.26     カテゴリ: 植物コケ 

   苔ボトル

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山道を歩いていて、ふと地面に落ちていたゴミに目をやると、朽ちたマヨネーズ?のボトルの中にコケが着床し、青々と詰まってておりました。
これは言うならば、天然の苔ボトルであります。





こう言う姿を見ると、我々はすぐにコケは「力強い」とか「健気に生きていて偉い」とか思ってしまいますが、おそらくコケにとってはこの場所で普通に生きているだけであって、たまたまそこに人間の捨てたゴミがあっただけに過ぎません。

太古の昔から変わらず生きて来たコケにとっては、人間の存在などはちっぽけなもの、およそ気にとめるものでは無いのでありましょう。
まあ、いつまで経ってもゴミの不法投棄すら止める事が出来ない人間は、大いに問題アリですがね・・・



何者にも流される事無く、かといってけして力でねじ伏せようとする事もなく、時には柔軟にやり過ごす・・・
コケはそうやって数億年という長い間、地球に繁栄してきた生き物であります。
人間がこのまま地球を汚し続け、自ら絶滅していったとしても、コケは変わらず、何事もなかったかのように生き続けて行く事でしょう。
山からの帰り道にこのコケボトルを見つけ、そんな壮大なドラマを妄想しながら電車を寝過したクマGでありました。

・・・やっぱりコケは力強く、偉い生き物だ。

2016.02.25     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   極小トゲトゲ  Idzubius akiyamae

アキヤマアカザトウムシ幼体 [ Idzubius akiyamae ]
Idzubius akiyamae


アキヤマアカザトウムシの幼体であります。
トゲトゲに覆われた体と縞模様の脚、そして小さいながらもしっかり確認出来る、第一脚に並んだトゲが目印です。
去年、成体も何頭か見つける事が出来た場所で、今年も探してみたのですが、見つかったのは化石のようになった亡き骸と、この幼体のみ。



Idzubius akiyamae

去年も小さな幼体を一頭見つけておりましたが、その個体よりもさらに小さく、体長は1.5mm以下です。
まだ体色も薄く、透明感があり美しいですね。
体に並んだトゲは、カギ状に湾曲していてマジックテープの突起を思わせます。


Idzubius akiyamae

去年見つけた時もそうでしたが、石裏ではなくガレ場の石の上に積もった、落ち葉に紛れこんでおりました。
体が小さいと言うのもありますが、よほど気をつけていないと見落としてしまいそうであります。
幼体に限って言えば、石起こしよりシフティングのほうが見つかるのかも知れません。


Idzubius akiyamae

成体の醸し出すオーラはまだまだありませんが、幼体には繊細な美しさがあります。
この可愛らくも美しい幼体が、どんな風にあの成体へと変貌を遂げて行くのでしょうか・・・。

2016.02.22     カテゴリ: 昆虫 

   訪問者シリーズ20  ヒロバフユエダシャク

訪問者シリーズ!

都内にありながら、木々が豊富な大きな公園が隣接している我が家のアパートの建物、玄関周辺には灯火に誘われてガや甲虫など様々な虫が飛来します。
そんな虫達を紹介するコーナーでございマス。

珍しい種は期待できそうもありませんが、普段はスルーしてしまいそうな地味な虫にもなるべくスポットを当てて行こうと思っております。




本日の訪問者は・・・

ヒロバフユエダシャク [ Larerannis miracula ]
Larerannis miracula

ヒロバフユエダシャクでございます。
シャクガ科(Geometridae)、 エダシャク亜科(Ennominae)。
まさに今がシーズンである、エダシャク亜科のフユシャクです。



Larerannis miracula

いきなりの顔アップでありますが、複眼にゴミがっっっ・・・
フユシャクらしい、小顔さんでございます。

いつの間にか2月も終盤にさしかかっておりますが、2016年初訪問者となりました。
12月9日のニトベエダシャクを最後に、全く訪問者を見る事が出来ずに、今年はフユシャク来ないのか?と不安を抱き始めておりましたが、数日前にようやくウスバフユシャクの姿を確認、そして今回のヒロバフユエダシャクと言うわけであります。
ヒロバフユエダシャクは、以前フィールド記事で紹介した事があったなと思ったのですが、2013年の記事でした。
月日が経つのは早いものです!


Larerannis miracula

カバノキ科、ブナ科、バラ科。
公園にソメイヨシノが多いので、それらを植樹としていると思われます。
訪問者としてのフユシャクは3種めですが、近所の公園も真面目に探せばもっと種類を見つけられそうですね。

Larerannis miracula

ヒロバフユエダシャクと言うと、もう春を告げるフユシャクであるイメージです・・・
今年は「フユシャク探し」はしていないので、訪問者に頼り切りですが、去年その姿は見れたものの、写真に収める事が出来なかったフチグロトゲエダシャク、リベンジの時が近づいて来ております。

しかしその前にもう少し、寒い季節も堪能しなければ。
・・・寒いのは苦手ですがね(笑)





2016,2,21の訪問者です。



訪問者シリーズその1  タマナギンウワバ
訪問者シリーズその2  クロクモヤガ
訪問者シリーズその3  ブドウトリバ
訪問者シリーズその4  ニトベエダシャク
訪問者シリーズその5  クロバネフユシャク
訪問者シリーズその6  ウスバフユシャク
訪問者シリーズその7  アオズムカデ
訪問者シリーズその8  セスジシミ
訪問者シリーズその9  モンクロシャチホコ
訪問者シリーズその10 アオドウガネ
訪問者シリーズその11 ツマキシャチホコ
訪問者シリーズその12 クロゴキブリ
訪問者シリーズその13 シロテンハナムグリ
訪問者シリーズその14 チャドクガ
訪問者シリーズその15 チャハマキ
訪問者シリーズその16 ウスチャヤガ
訪問者シリーズその17 チャエダシャク
訪問者シリーズその18 シマケンモン
訪問者シリーズその19 ニトベエダシャク

2016.02.21     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   化石



石裏にひっそりと・・・








これはアキヤマアカザトウムシの死骸であります。
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今年もあの異型ザトウムシ・アキヤマを探すべく、ガレ場へ足をはこんだワケなのですが、なかなかその姿を見る事が出来ず。
乾いたこの季節も、落ち葉をどけて石を起こすと、水が滴るほどに潤っているこのガレ場は、小さな生き物探しにはもってこいの素晴らしい場所であります。
しかし彼らはそこまで湿り気があるよりは、若干乾燥ぎみな石裏にいる印象なので、石裏に身を潜める空間がありそうな大き目の石を狙って、じっくりと探して行きます。
去年はこの場所で成体・幼体ともに何頭か見つける事が出来たのですが、今年は幼体1頭のみ・・・


そして・・・この化石にのようになった亡骸であります。
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死してもなおその姿を留め、風化し、ますます深い存在感を醸し出すアキヤマアカザトウムシ。
実は、去年も同じように石裏にへばりついたまま絶命した個体を何体か見つけて、撮影もしていたのですが
・・・今年はこの1体のみでした。


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なんとも趣深いこの姿・・・

彼らは一体どのような生活史で生きているのでありましょうか。
今年もカッコいい成体の姿を、是非とも見たいものであります。

2016.02.12     カテゴリ: 植物コケ 

   緑のお山

スギゴケの一種


一面枯葉に覆われた地面に、突如として現れるこんもりと鮮やかな緑色。
この緑のお山は、スギゴケの一種の群落であります。
思わずそっとタッチしてみると、コシがあるけど柔らかい毛先が手のひらにちょっとくすぐったくも、とても気持ちいいのです。


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視線を下げてスギゴケの林に入り込んで見れば、季節を忘れてしまうほどに眩しい、一面緑色の世界であります。

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枯葉色の山の麓の、小さな緑のお山です。
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一見カサカサしていそうな場所ですが、スギゴケの葉は潤いを保っているようでした。
よく見ると、木の根の間にうまく群落を作っており、それにより保湿されているのかもしれません。
一斉に蒴を伸ばしているところも、是非見てみたいものです。

この季節、枯渇しがちな「緑色の癒し」を頂きました。

2016.02.11     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   ニホンアカザトウムシと、スズキダニザトウムシ

ニホンアカザトウムシ [ Pseudobiantes japonicus ] スズキダニザトウムシ [ Suzukielus sauteri ]
Pseudobiantes japonicus

ニホンアカザトウムシと、スズキダニザトウムシ。

ニホンアカザトウムシの集団のすぐ近くには、スズキダニザトウムシの姿ももちらほら見る事ができました。
せっかくなので、両者に並んでいただきました。
ニホンアカザトウムシの体長は3.5mmほど。

撮影中は気づきませんでしたが、スズキダニザトウムシは臭腺(頭胸部脇のでっぱり)から白い液体を出している模様。


指を置いて見ると、大きさがよりお分かりいただけるかと思います・・・
Pseudobiantes japonicus

去年はスズキダニザトウムシはかなりたくさん見られたのですが、今年はホントに少ないのです。
その代わりニホンアカザトウムシが姿を現したり、これは環境が微妙に変化していると言う事なのでしょうか・・・

2016.02.09     カテゴリ:  両生類 

   こんなところに

アカハライモリ [ Cynops pyrrhogaster ]
イモリ

ニホンアカザトウムシの集団が越冬していたすぐ脇では、アカハライモリも越冬中でした。
ニホンアカザトウムシ同様、この場所でイモリを見るのは初めての事でありました。

そもそも、野生のイモリを見るのは何年ぶりだろうか・・・
わらわらと動き出すニホンアカザトウムシ達とは違い、完全に越冬状態のようでほとんど動かないイモリでした。
また、暖かい季節に会いたいですね。


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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