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2015.10.30     カテゴリ:  菌類 

   鉄の瓦



薄暗い森の中、スポットライトを浴びて浮かび上がる、渋い色合いのキノコ。
まるで錆びた金属のような鈍い輝きを放つ、重厚感あふれる美しさ。

キノコの屋根を思わせます。





そんなキノコの屋根に、迷い込んだ一匹の小さなイモムシ。
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ハバチの仲間の幼虫でしょうか。
緑色の鮮やかさが、よりいっそう際立っております。



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ちょっと困り顔のイモムシ・・・
キノコの迷宮から、無事に抜け出せたのでしょうか。
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2015.10.27     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   秋の夜は意外に短し

オオナミザトウムシ [ Nelima genufusca ]
Nelima genufusca

いつの間にか10月ももう終わりじゃないか!
秋の夜長を堪能する余裕も無く、バタバタ過ごしてしまったクマGでありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

フィールドはきっと、もっともっと季節が進んでいるんだろうな・・・
今年はあと何回彼らの姿を見る事が出来るのでしょうか。

2015.10.24     カテゴリ: 昆虫 

   訪問者シリーズ14  チャドクガ

訪問者シリーズ!

都内にありながら、木々が豊富な大きな公園が隣接している我が家のアパートの建物、玄関周辺には灯火に誘われてガや甲虫など様々な虫が飛来します。
そんな虫達を紹介するコーナーでございマス。

珍しい種は期待できそうもありませんが、普段はスルーしてしまいそうな地味な虫にもなるべくスポットを当てて行こうと思っております。




本日の訪問者は・・・

チャドクガ [ Arna pseudoconspersa ]


チャドクガでございます。
ドクガ科(Lymantriidae)、Arna属。

毒蛾。
数あるドクガ科のガの中でも、「ドクガ」の名の通り有毒の毛を持つ本種の幼虫。
いわゆる「害虫」と呼ばれてしまう毛虫の中では、最もポピュラーと言っても過言では無いのでしょうか。






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幼虫は小さいながらも微細な毒針毛を多数持っており、刺されると激しい痒みや炎症を引き起こすと言うだけでなく、チャ、ツバキ、サザンカなど、人間の生活圏に非常に密接した場所にある植物を食草としているため、被害例も多く、非常に恐れられている毛虫であります。



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前翅の、2本の白い横線と、後縁に2つの黒点があるのが特徴です。
この個体ではかなり薄いですが、白線と黒点(かなり消失ぎみ)がある事から、チャドクガであるとしました。
体長は1.4~1.5mmと、小型のガですが、どこに止まっていても割と目立つ黄色をしております。

10月は成虫の発生時期と言う事もあり、自宅以外でも近所で塀などに止まっているのをよく見かけておりました。
ちなみに成虫の発生時期は7月頃と10月頃の年2回です。


・・・もふもふでかわいいです。
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恥ずかしがり屋さんなのか、なかなか顔を見せてくれませんでした。
悪名高いチャドクガでありますが、恥じらいながらもかわいい顔をチラりと見せてくれるあたり、憎めないヤツだなと思ってしまいますね。



2015,10,15の訪問者です。



訪問者シリーズその1  タマナギンウワバ
訪問者シリーズその2  クロクモヤガ
訪問者シリーズその3  ブドウトリバ
訪問者シリーズその4  ニトベエダシャク
訪問者シリーズその5  クロバネフユシャク
訪問者シリーズその6  ウスバフユシャク
訪問者シリーズその7  アオズムカデ
訪問者シリーズその8  セスジシミ
訪問者シリーズその9  モンクロシャチホコ
訪問者シリーズその10 アオドウガネ
訪問者シリーズその11 ツマキシャチホコ
訪問者シリーズその12 クロゴキブリ
訪問者シリーズその13 シロテンハナムグリ

2015.10.18     カテゴリ: 昆虫甲虫 

   訪問者シリーズ13  シロテンハナムグリ

訪問者シリーズ!

都内にありながら、木々が豊富な大きな公園が隣接している我が家のアパートの建物、玄関周辺には灯火に誘われてガや甲虫など様々な虫が飛来します。
そんな虫達を紹介するコーナーでございマス。

珍しい種は期待できそうもありませんが、普段はスルーしてしまいそうな地味な虫にもなるべくスポットを当てて行こうと思っております。




本日の訪問者は・・・

シロテンハナムグリ [ Protaetia orientalis submarumorea. ]
Protaetia orientalis submarumorea

シロテンハナムグリでございます。
コガネムシ科(Scarabaeidae )、ハナムグリ亜科(Cetoninae )。
以前、訪問者シリーズ10で紹介したアオドウガネと並ぶ、とりあえず「カナブン」と呼ばれてしまいがちな、超普通種の甲虫であります。





Protaetia orientalis submarumorea

アオドウガネよりも大型で、まさにカナブンと同じような大きさ・体型であるシロテンハナムグリですが、訪問者としてはこれまたかなりの常連客であり、生きているもの、死んでいるものと、よく見かけておりました。
生態もカナブンに近いもので、フィールドでは樹液にやって来ているのをよく見かけると思います。


アオドウガネ同様に、普通種とあなどってスルーしてしまいがちな本種でありますが、こうしてじっくり撮影してみると、思いのほか美しい事に驚かされます。
見る角度によって変化する重厚感ある輝きと、そこに散りばめられる白い紋様・・・

「あれ?こんなハナムグリいたかな?」
・・・と思ってしまう程の美しい輝きを、じっくりご覧くださいませ。


Protaetia orientalis submarumorea

先ずはかわいいお顔から。
本種と非常によく似た、シラホシハナムグリと言う種がいるようですが、そちらはだいぶ数が少ないとの事。
両者の違いは、頭楯の形状、脚の長さ、上翅の形状など、細かいポイントがいくつかあるようなのですが、比較対象が無いのでコチラではこの辺にしておきます。
・・・まぁ、我が家に訪問してくるのは、もちろんド普通種の方ですがね(笑)

頭楯の先端が凹んでいることから、紛れもないシロテンハナムグリであると言う事が分かります。


Protaetia orientalis submarumorea




Protaetia orientalis submarumorea
おっとりさんです。
撮影中、翅を広げてくれる事はありませんでした・・・
Protaetia orientalis submarumorea
風情ある白点。
大きな一対のトゲがあります。
Protaetia orientalis submarumorea
全体に施された点刻がまた美しいです。
Protaetia orientalis submarumorea

撮影中も非常に大人しく、むしろもっと動いてくれ!と言いたくなるほどのおっとりさんです。
しかしながら、地味な印象しかなかったシロテンハナムグリが、こんなに美しい甲虫だったなんて・・・

これは、クラスの隅の地味で目立たなかったあの娘が、ふとした瞬間に実はめちゃくちゃかわいい娘である事に気づいてしまった・・・!
的な展開を彷彿とさせる撮影でありました。

訪問者、侮れません!




2015,10,15の訪問者です。



訪問者シリーズその1  タマナギンウワバ
訪問者シリーズその2  クロクモヤガ
訪問者シリーズその3  ブドウトリバ
訪問者シリーズその4  ニトベエダシャク
訪問者シリーズその5  クロバネフユシャク
訪問者シリーズその6  ウスバフユシャク
訪問者シリーズその7  アオズムカデ
訪問者シリーズその8  セスジシミ
訪問者シリーズその9  モンクロシャチホコ
訪問者シリーズその10 アオドウガネ
訪問者シリーズその11 ツマキシャチホコ
訪問者シリーズその12 クロゴキブリ

2015.10.17     カテゴリ:  菌類 

   ちいさいあき    Hemitrichia serpula

ヘビヌカホコリ [ Hemitrichia serpula ]
Hemitrichia serpula

不思議なあみあみ模様を描き出す、ヘビヌカホコリの子実体。
去年の秋は、大きな群生を見る事が出来たのですが、今年はとてもちっちゃいのしか見つける事が出来ませんでした・・・


なので、画面いっぱいに拡大して撮影してみました(笑)
Hemitrichia serpula

チーズのような、プレッツェルのような。
なんだか小腹が空く、秋の夜長であります。

2015.10.14     カテゴリ: 昆虫カマキリ 

   また来年

ハラビロカマキリ [ Hierodula patellifera ]
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近所の公園にて。
もうすでに一仕事終えた個体なのか、とてもおとなしく、なんだか疲れた様子のハラビロカマキリ。

この日は、ビロウドハマキでもいないかと、近所を歩いてみたのですが、見る事は出来ずでした。
また来年かなぁ。。。

2015.10.10     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   手の中の小さな輝き   Chrysis fasciata.

Chrysis fasciata

Chrysis fasciata



すっかり秋の空気に様変わりしていた久々のフィールドは、思いのほか乾いており、粘菌の残党もなかなか見つける事が出来ずに、ただただ歩き回っておりました。

朽木を見ようと、少し藪に踏み入ったところ、腕を虫が登って来る感覚が。
何だろうと見てみたところ、思わず「おおっと!」と声をあげてしまいました。
腕に止まっていたのはこのセイボウだったのです。
飛んで逃げないように、カメラ準備!!

・・・慌てるクマGでありましたが、セイボウは腕を歩き回った後、ポトリと地面に落ちました。








ムツバセイボウ [ Chrysis fasciata ]
Chrysis fasciata

と、言うワケで慎重に捕獲してみたのですが・・・

どうやらこの個体、羽化に失敗したのか翅が片方閉じておらず、飛ぶ事が出来ない様子。
(写真で上になっている翅が閉じていないのがお分かり頂けますでしょうか)
と、言う事でお持ち帰りさせて頂いて、じっくり観察してみました。


とにもかくにも、この芸術的な美しさ、とくとご覧下さいませ。




Chrysis fasciata

Chrysis fasciata
腹端に6つの突起が確認できる事から、ムツバセイボウではないかと思われます。



Chrysis fasciata
美しい深い色合い、そしてこの質感・・・

セイボウと言えば「未定」では、以前にイラガセイボウを紹介しておりますが、こちらは全身青緑色に輝く、まさに青蜂と言った姿でありました。
オオセイボウにも遭遇した事がありますが、このムツバセイボウのようなレインボーカラーは初見であります。



Chrysis fasciata

Chrysis fasciata

このレインボーカラーは、やはりなんとも言えません。
精巧に磨き上げられた金属のような質感・・・しかしこれが工業製品ならば、かなり悪趣味な派手さだと嫌気がさしてしまいそうですが、小さな昆虫ならばこんなにも美しい・・・!

自然のデザインの素晴らしさを、あらためて見せていただきました。
次は是非、宿主を探し活動する本種の姿を、フィールドで見てみたいものであります。

2015.10.08     カテゴリ:  菌類 

   ごちそうは見逃さない

シママルトビムシ [ Ptenothrix denticulata ]
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粘菌の子実体に、どこからともなくやって来るトビムシ達。

ほどよく湿った細い朽木の、ほんの少し樹皮が取れた部分。
そこに、これまたほんの少しだけ出ていた、まだ未熟なウツボホコリの一種であろう子実体には、早速シママルトビムシがやって来ておりました。


子実体の周りを歩き回り、ときおり子実体を齧っている様子が見れました。
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体長は1.5mmほどありそうな大きな個体です。



ヨロイダニの一種?
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黄色いイタモジホコリの間を忙しなく歩き回っていたのは、同じく黄色いヨロイダニの一種と思われる小さなダニでした。
・・・しかしながらこちらは子実体を齧りに来たワケではなく、たまたま通りかかっただけのようで、なにか虫の残骸?のような物を見つけて齧っておりました。




さてさて、秋も深まって参ります。
いつの間にか粘菌もなかなか見つけづらい季節になってきましたね。
小さな発生場所も見逃さぬように歩かねばなりません・・・トビムシ達のように!

2015.10.06     カテゴリ: 昆虫イモムシ 

   キミは一体何になりたいの?   Lophoruza pulcherrima

モモイロツマキリコヤガ幼虫 [ Lophoruza pulcherrima ]


目線ほどの高さ、低木に絡みついたトゲのあるツル性の植物の葉に、変わったシルエットのイモムシを見つけました。
大きさは伸びた状態でも20mm無いくらいの小さなイモムシですが、背中から突き出た3対の突起と、尾角まで備えたなかなか凝ったデザインのイモムシで、ぱっと見たところ黒に見えた体色も、よくみると複雑な模様があります。


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この、いかにもな停止姿勢と、尺を取って歩くスタイルからシャクガ科と思って疑わなかったワケであります・・・
以前紹介した、クロモンキリバエダシャクのように背中に意味不明な突起がある系のシャクガ幼虫かと思い調べていたのですが、全く分らず。



それもそのはず、後で詳しい方に教えて頂いたところ、モモイロツマキリコヤガの幼虫であると言う事が分りました。
コヤガ亜科と言えば、以前紹介しておりましたキスジコヤガの幼虫、こちらも背中に突起があり、さらに尺を取って歩くイモムシでした・・・

また騙された!(笑)


食草はサルトリイバラ、シオデだと言う事で、この幼虫がいたのはどうやらサルトリイバラだったようです。

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変なイモムシですが、かわいいヤツですね。

2015.10.04     カテゴリ:  菌類 

   ひっそりと満開の花・・・ハナサナギタケ

ハナサナギタケ [ Paecilomyces tenuipes ]


ハナサナギタケは、様々な種類のガのサナギから発生し、フィールドでは最もよく目にする冬虫夏草の一種でありますが、アカスジシロコケガの作り出すスケスケの繭を宿主とした時に(これも割と多く見かけますが)、これまた芸術的な作品に仕上がって、つい見入ってしまうのです



たくさんの分生子柄を伸ばした見事な個体であります。
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分生子柄が細かく樹枝状に分岐するのがハナサナギタケの特徴。
雨に濡れない場所にあったためか、こんなに美しい姿に成長したようです。



それにしても、自らの体毛をキレイに編んで作られるアカスジシロコケガの繭は、いつ見ても感心してしまう美しさですね。
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相変わらずいい仕事してます。
こんなスケスケで、一見役に立たなそうな繭ですが、拡大して見ると毛の一本一本に細かなトゲが並んでおり、これはサナギに寄生しようとやって来る小型のハチやハエなどには、かなり有効かと思われます。

しかし、それも菌類の前には全く意味を成さなかったようであります。






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ひっそりと繰り広げられる、昆虫と菌類の美しき攻防であります。


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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