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2015.09.25     カテゴリ: クモガタ類クモ 

   こげ茶色の気分   Neoscona punctigera


すっかり涼しくなりましたね・・・

Neoscona punctigera

夏の名残りを探すよりも先に、ちょっと秋らしい光景が先ず目に飛び込んで来ます。
青々とフェンスに絡んでいたツタも、いつの間にか枯葉になっておりました。
そんな枯葉で休む1匹のクモの姿が、妙に印象的に映ります。







コゲチャオニグモ [ Neoscona punctigera. ]
Neoscona punctigera

コゲチャオニグモの♂でしょうか。
こんなシチュエーションなだけに、なんだかとても秋らしい色合いに見えてしまいます。




Neoscona punctigera



さらにぐっと近づいてみる・・・
Neoscona punctigera

渋い秋色の輝き。
小さな単眼ですが、宝石のような美しさであります。


もちろん秋のクモって訳ではありませんがね・・・このひんやり涼しい空気が、そんな気分にさせるのです。


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2015.09.21     カテゴリ: 昆虫ゴキブリ 

   訪問者シリーズ12  クロゴキブリ

訪問者シリーズ!

都内にありながら、木々が豊富な大きな公園が隣接している我が家のアパートの建物、玄関周辺には灯火に誘われてガや甲虫など様々な虫が飛来します。
そんな虫達を紹介するコーナーでございマス。

珍しい種は期待できそうもありませんが、普段はスルーしてしまいそうな地味な虫にもなるべくスポットを当てて行こうと思っております。




本日の訪問者は・・・

クロゴキブリ [ Periplaneta fuliginosa ]
Periplaneta fuliginosa

クロゴキブリでございます。
ゴキブリ科( Blattidae )、ゴキブリ属( Periplaneta )
何を隠そう、昆虫界における「訪問」のスペシャリストでありながら、数ある昆虫系・生き物系ブログでもその写真をアップする事すら嫌厭されてしまうであろう、孤高の存在であります。
ゴキブリはとても好きな昆虫のひとつですが、その中でも最もゴキブリらしさ溢れるクロゴキブリ推しの「未定」としては、是非ともこの虫の美しさをお伝えしたいと思うところであります。







Periplaneta fuliginosa

お馴染みの、低く構えた隙の無い黒光りボディーが醸し出す圧倒的な機能美は、あのスーパーカーをも彷彿とさせる完璧なスタイリング・・・
胸部にかなりのダメージを負ってしまっている個体でしたが、それをも全く感じさせない脅威の瞬発力は健在であります。








迫力のリアビュー!
Periplaneta fuliginosa

尾肢(腹端からピン!と出ているアレ)から臨む、トゲトゲしい脚々がいつ見ても素晴らしいカッコよさであります。
ちなみにこの尾肢にも触角同様に敏感な感覚センサーが備わっており、後方の守りを強化しております。

腹端部の形状から♀である事が分かります。
腹部も大きく膨らんでおり、卵を宿しているであろう事を思わせる個体です。





Periplaneta fuliginosa

無駄を省いて抵抗を抑えた形状が走破性の高さを物語る、段差の無いツルっとした複眼を持つシンプルな頭部であります。

触角の内側に見える1対の白っぽい斑は単眼で、光の明暗を感じ取ります。
頭部脇から出ている突起は小顎枝と呼ばれる器官で、主に嗅覚をつかさどるものと言われております。




きめ細かい翅脈の織りなす、繊細な美しさ。
Periplaneta fuliginosa

成虫が一年中いるイメージを持たれがちなクロゴキブリでありますが、一応ちゃんとしたシーズンがあり、初夏の頃に羽化した新成虫は、夏を活発に過ごして秋には一生を終える、と言うのが一般的なようです。
越冬は普通は幼虫の状態で行い、卵から成虫になるまでに2年かかります。

涼しくなり秋が深まるこの季節、一生を終えようと言うクロゴキブリの成虫たちが、玄関先や路上などに姿を現し始めると言うワケです。






と、いう事で秋はクロゴキをじっくり観察するにはベストシーズン・・・!
Periplaneta fuliginosa

固定概念を投げ捨てて、一度クロゴキブリと向き合ってみると言うのは、いかがでしょうか。
秋の夜長に、雨の休日のお供に。
クロゴキブリは、いつでもアナタのお宅にご訪問いたしますっ!(笑)







2015,9,18の訪問者です。



訪問者シリーズその1  タマナギンウワバ
訪問者シリーズその2  クロクモヤガ
訪問者シリーズその3  ブドウトリバ
訪問者シリーズその4  ニトベエダシャク
訪問者シリーズその5  クロバネフユシャク
訪問者シリーズその6  ウスバフユシャク
訪問者シリーズその7  アオズムカデ
訪問者シリーズその8  セスジシミ
訪問者シリーズその9  モンクロシャチホコ
訪問者シリーズその10 アオドウガネ
訪問者シリーズその11 ツマキシャチホコ

2015.09.17     カテゴリ: 昆虫 

   訪問者シリーズ11  ツマキシャチホコ

訪問者シリーズ!

都内にありながら、木々が豊富な大きな公園が隣接している我が家のアパートの建物、玄関周辺には灯火に誘われてガや甲虫など様々な虫が飛来します。
そんな虫達を紹介するコーナーでございマス。

珍しい種は期待できそうもありませんが、普段はスルーしてしまいそうな地味な虫にもなるべくスポットを当てて行こうと思っております。




本日の訪問者は・・・

ツマキシャチホコ [ Phalera assimilis. ]
Phalera assimilis


ツマキシャチホコでございます。
シャチホコガ科( Notodontidae)、Phalera 属
折れて落ちている小枝にソックリなその姿に、驚かされた人のも多いであろう擬態の名手であります。



そうそう・・・


ツマキシャチホコと言えばこの姿!
Phalera assimilis
これには見覚えのある方も多いでしょう。
キレイに染め分けられた頭部の茶色と、前翅の黄色紋が、くるりと翅を巻きこんでつくり出す筒状の体勢によって、見事に枝の断面と樹皮の剥がれを再現しております。
このガを昼間に見かける時は、たいていこの格好をしているのですが、このリアルな枝が玄関先や民家の塀などにくっ付いている光景は実に不自然極まりなく、無情にもなかなかの存在感を放ってしまっております。










Phalera assimilis
ミズナラ、コナラ、クヌギなどのブナ科のいくつかを食樹としております。
Phalera属には本種に非常によく似たムクツマキシャチホコ、クロツマキシャチホコ、タカサゴツマキシャチホコがおり、同定はなかなか困難であります。
ちなみに、先日訪問者シリーズで紹介したモンクロシャチホコも、実は同じPhalera属。


Phalera assimilis
同定のポイントとなる前翅の黄斑部分。
向かって右側の縁取り部分が茶色っぽく、丸みを帯びたラインを描いているのがツマキシャチホコの特徴・・・
Phalera属の仲間はとてもよく似ている中で、最も普通種であるツマキシャチホコであると思われます。





それにしれも、銀色を帯びた麟粉と、茶色のコントラストが美しい・・・
身近にいながらも、素晴らしいガであります。
Phalera assimilis



やはり、リアルに樹皮の剥がれたリアビューが抜群にカッコいいのです。
Phalera assimilis

さてさて、訪問者シリーズが続いておりますが、何を隠そう九月に入ってまだ一度もフィールドに行けていないと言う・・・
最近やっとよいお天気になってきたなぁ、なんて思っていれば、休みはガっツリの雨だったり。
素敵な普通種が訪問してくれるのは嬉しいのですが、秋が深まってしまう前になんとかフィールドに行きたいもの。
まぁ雨でも出かければいいじゃん、って話しではあるのですがね・・・気合いが足りない??

・・・せめて、お休みの天気は気合いでカバー出来る範囲の小雨で勘弁していただきたいと思う、クマGでありました。





2015,9,2の訪問者です。



訪問者シリーズその1  タマナギンウワバ
訪問者シリーズその2  クロクモヤガ
訪問者シリーズその3  ブドウトリバ
訪問者シリーズその4  ニトベエダシャク
訪問者シリーズその5  クロバネフユシャク
訪問者シリーズその6  ウスバフユシャク
訪問者シリーズその7  アオズムカデ
訪問者シリーズその8  セスジシミ
訪問者シリーズその9  モンクロシャチホコ
訪問者シリーズその10 アオドウガネ

2015.09.12     カテゴリ: 昆虫甲虫 

   訪問者シリーズ10   アオドウガネ

訪問者シリーズ!

都内にありながら、木々が豊富な大きな公園が隣接している我が家のアパートの建物、玄関周辺には灯火に誘われてガや甲虫など様々な虫が飛来します。
そんな虫達を紹介するコーナーでございマス。

珍しい種は期待できそうもありませんが、普段はスルーしてしまいそうな地味な虫にもなるべくスポットを当てて行こうと思っております。




本日の訪問者は・・・

アオドウガネ [ Anomala albopilosa albopilosa. ]
Anomala albopilosa albopilosa.
アオドウガネでございます。
コガネムシ科(Scarabaeidae)スジコガネ属(Anomala)
とりあえず「カナブン」と呼ばれてしまう甲虫の代表選手であります。






Anomala albopilosa albopilosa.

我が家に訪問してくる甲虫の中でも、最も数が多いであろうこのアオドウガネ、雨の日も風の日も、必ず数頭転がっていると言う、まさに常連客中の常連客であります。
生きているもの、死んでいるもの、生きているのか死んでいるのか分らず数日間同じ場所にいるもの・・・と、スタイルも様々です。




見る角度により微妙に変化する、マッドな緑色の光沢があります。
見慣れ過ぎているせいか有り難みを見出すのは若干難しいですが、これはこれでとても美しい色合いですね。
Anomala albopilosa albopilosa.
丸みのある優しい顔が可愛らしいです。

アオドウガネは幼虫・成虫ともに植物を餌としており、成虫は主に広葉樹の葉、幼虫は植物の根や腐葉土などを食べております。
繁殖力が強く、作物の葉や根を食い荒らすとして、農家からは害虫として嫌われている昆虫であります。
もともとは南方系の甲虫らしいのですが、その繁殖力で生息地を着々と広げていっているのでしょう。

初夏の頃には、どう迷い出たのか、コンクリートの上を歩く本種の幼虫を見かけておりました。
おそらく、ちょっとした路肩の植え込みや、プランターの土などからも発生しているものと思われます。 






Anomala albopilosa albopilosa.
あまりにもたくさんいすぎると、写真を撮ろうと言う気持ちさえ、萎えさせてしまう・・・
そんな意味では、撮影難易度は高め?と言える、アオドウガネでございました(笑)



2015,9,2の訪問者です。



訪問者シリーズその1  タマナギンウワバ
訪問者シリーズその2  クロクモヤガ
訪問者シリーズその3  ブドウトリバ
訪問者シリーズその4  ニトベエダシャク
訪問者シリーズその5  クロバネフユシャク
訪問者シリーズその6  ウスバフユシャク
訪問者シリーズその7  アオズムカデ
訪問者シリーズその8  セスジシミ
訪問者シリーズその9  モンクロシャチホコ

2015.09.10     カテゴリ:  菌類 

   こなこなぷるぷる  今年の粘菌②

台風18号が各地で猛威を振るっておりますが、皆さま無事にお過ごしでしょうか・・・!?
雨続きで撮影に出られれない!・・・なんて呑気な事を言っている場合ではない事態、森の粘菌達も洗い流されてしまっていないか心配です。

と、言う事でこちらは8月に撮影した写真より。



1554_201508310008146b0.jpg

山の斜面の朽ちた切り株を鮮やかに染める大きな変形体。
地表に這い出して、子実体になる場所を探しているのでしょうか。

濃厚なオレンジ色が、チェダーチーズに見えてきました。




シロウツボホコリ  [ Arcyria ctnerea. ]
シロウツボホコリ Arcyria ctnerea

朽木上に陣取っていたシロウツボホコリは、これでもか!と言うほど胞子を出しております。
鮮やかでよく目立つウツボホコリとは、印象がガラリと違います。

シロウツボホコリ Arcyria ctnerea胞子が無くなった先端部分が透けているのが見えます。
・・・それにしても、積もった胞子の量がすごいですね。





何かの未熟な子実体でしょうか?
1513.jpg
とても小さいですが、鮮やかなオレンジ色が目を引きます。

ぷるっとしていてなんだか美味しそうな質感、可愛らしい姿であります。
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イタモジホコリ [ Physarum rigidum. ]
イタモジホコリ Physarum rigidum

朽木の陰になった部分のひっそりと群生していたのは、イタモジホコリでしょうか。
一見地味ですが、なかなか鮮やかな黄色で主張しておりました。



さて、秋の粘菌探しも行きたいのですが、いつになったら行けるのやら。
女心となんとやら・・・今年の女心はホント、大変な事になっているようですね。

2015.09.08     カテゴリ:  菌類 

   サンゴのかけら

1498.jpg

森の落ち葉の上にサンゴ・・・!?
と、思わず目を疑うほどにサンゴそっくりのキノコ。







特徴的なキノコだなと思ったのですが、イマイチ種類が分りません・・・
一体何者なのでしょうか。

2015.09.05     カテゴリ:  菌類 

   あめのしずく

突然の雷雨に翻弄される人々や都市機能とは無縁の、小さな世界。
コケの上に落ちて弾けた大きな雨粒は、美しい結晶へと姿を変えました。

1543_20150829034048284.jpg

まだ出来たてのツノホコリの子実体は、ぷるっと透明で本当に水のようであります。
小さなトビムシが一匹、まるで波乗りを楽しんでいるかのようです。










1550_20150829034315097.jpg
しばらくすると、表面にうっすらと胞子をつけ始めました。
ぱらぱらと、砂糖を振りかけたような。




ツノホコリ [ Ceratiomyxa fruticulosa var. fruticulosa. ]
1549_201508290342130fa.jpg
雨上がりの、小さな世界です。


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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