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2015.05.31     カテゴリ: 昆虫チョウ 

   静寂と情熱   Nymphalis xanthomelas.

ヒオドシチョウ [ Nymphalis xanthomelas. ]
ヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas
コケむした大きな倒木の上、シャキッと気を付けの姿勢で静止していたのはヒオドシチョウでございます。
遠目かわでもよく分かる黒いシルエットは、近づいて見ると渋い美しさです。
翅の縁からじんわりとにじみ出たかのような青に心魅かれます。

翅の表側も見たいなぁと、しばらくじっと待っていると、突然バっと飛び立って一瞬で視界から消えてしまいました。







しかし幸運にも、すぐ近くの地面に止まったヒオドシチョウは、ゆっくりと翅を開き見せてくれたのでした。
ヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas
裏面の渋さとは対照的な燃えるようなオレンジ。
縁に輝く青も、美しい。
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2015.05.28     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   コアカザトウムシ  Proscotolemon sauteri.

コアカザトウムシ [ Proscotolemon sauteri. ]
Proscotolemon sauteri
コアカザトウムシです。
以前にも紹介した、オレンジ色が美しい極小ザトウムシであります。



体長は1.5mm以下と大変小さいザトウムシですが、この眼の覚める美しい体色は、土壌の小さな宝石と言えるほどに鮮やかであります。
動きはさほど速くはありませんが、撮影中絶えずトコトコ歩き回ってしまう、なかなかの恥ずかしがり屋のようでした。

もうちょっとじっとしていてくれないものかと、ツンと刺激すると、脚をたたんで擬死のような行動もとりました。
Proscotolemon sauteri脚の隙間からこちらの様子をチラ見しているかのようで、可愛らしいですねぇ。




頭部をアップで見てみましょう。
Proscotolemon sauteri
全身オレンジに、黒一点の眼がよく目立ちます。
眼丘はぽっこり盛り上がっており、ちょっとデコっぱち風な愛嬌ある顔つきです。




指と比べるとこんなに小さいコアカザトウムシ。
Proscotolemon sauteri.

樹林内の落ち葉や石の下など、湿度の保たれた土壌に生息するザトウムシで、本州(関東地方南部)〜南西諸島まで各地に広く分布し、最近話題の明治神宮の森からも発見されていると言う本種でありますが、琉球列島の一部以外では♀しか発見されておらず、単為生殖をしているのではないかと考えられているとの事です。

こうして姿を見る事は出来ても、その生活史はほとんどが謎に包まれている・・・コアカザトウムシに限らずザトウムシはそんなロマン溢れる生き物なのです。


2015.05.25     カテゴリ: 昆虫甲虫 

   緑にとけ込む

アオジョウカイ [ Themus cyanipennis. ]

木陰の葉上で佇むアオジョウカイ。
こうして葉の上に登っている甲虫がとても多くなってきて、季節を感じますね。



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やはりこっちが気になる様子であります。


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最後はお決まりの。

2015.05.23     カテゴリ: 昆虫虫のいる風景 

   早朝のカラス達を連想させる黒い口吻と、輝く緑色に散りばめられた黒い星

ヤマトシリアゲ [ Panorpa japonica. ]

 
何やら騒がしく、ヤマトシリアゲが群がっておりました。


見てみると、オトシブミのゆりかごのように巻かれた葉に、我先に口吻を突っ込んでいる様子です。
中にいる何かを食べているのでしょうか・・・

この樹には同じように巻かれた葉がたくさんあるのですが、無数のヤマトシリアゲが集まっております。
巻かれた葉が気になって、いくつか開いてみたのですが、いずれも中身はすでに空っぽ・・・
ここに飛び交っているヤマトシリアゲ達に食べられてしまったのでしょうか。





そんな中、巻かれた葉のひとつにいた緑色のクモ。

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葉を巻いた主では無さそうですが・・・
透き通った美しい緑色の体に、これまた淡い緑色の卵嚢を大事に抱えた母グモです。

調べてみたところ、ホシミドリヒメグモ Chrysso foliata のようです。
ヒメグモ科・コガネヒメグモ属のクモで、体長は4~5mmと言ったところ。
低木の葉の間に不規則網を張るとの事です。
体色の変異が激しいようで、画像検索をすると白から緑、褐色まで様々な色のホシミドリヒメグモが出てきます。


・・・ヤマトシリアゲがこのクモの網に掛かって餌食になるのか、はたまたこの美しい卵嚢にヤマトシリアゲの口吻が突き刺さるのか・・・
対決の時は近いかもしれません。

2015.05.21     カテゴリ: クモガタ類ダニ 

   ひっくり返してみると・・・  Uropodidae sp.

イトダニ科 [ Uropodidae sp. ]


ひっくり返した朽木の裏をじっくり見ていると・・・小さなゴミが動いている?
よく見ると尖った脚先だけが見えたり見えなかったり。


撮影して調べてみたところ、トゲダニ亜目イトダニ科のダニではないかと思われます。
土壌に生息する普通種のようですが、この見た目・・・
なかなか見つけづらそうなダニですね。




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平たい体の端っこから、チラチラと短い脚先が見え隠れする奇妙な姿・・・

大きさは1mm以下(0.8mmくらい?)と小さく、眼を凝らしても、ゴミが動いているようにしかみえません(笑)
見た目通りに動きは非常にのろのろですが、それが逆に存在感を消しているのでしょうか、すぐに周囲に溶け込んで見えなくなります。
・・・撮影中も、すぐ手元にいるハズなのに何度も見失ってしまいました。


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失礼してひっくり返してみました。
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円盤状の体の縁には、カールした毛がキレイに並んでおります。
裏側にはダニらしい脚や口器が揃っており、なるほど、やはりダニだったのかと納得でありました。

2015.05.20     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   小さいおうち

ムモンホソアシナガバチ [ Parapolybia indica. ]


足元の草の葉の下に何か見えたような気がして覗きこむと、目が合った。


膝くらいの高さの、頼りなげな草に営巣していたムモンホソアシナガバチであります。
まだ小さな巣には卵も見えます。
・・・台風も乗り越えて、立派な巣を作って欲しいですね。

2015.05.17     カテゴリ: 昆虫イモムシ 

   幼虫も、なお個性的  Apochima juglansiaria.

オカモトトガエダシャク幼虫 [ Apochima juglansiaria. ]
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今年はあの不思議な姿を見る事は出来なかった、早春の異型ガ・オカモトトゲエダシャクの幼虫に、出会う事が出来ました。
見事な糞擬態にもかかわらず、ひっそりと葉裏に身を潜める恥ずかしがり屋さんでございます。

2015.05.15     カテゴリ: クモガタ類カニムシ 

   カ二ムシもう一種

ヤドリカニムシの一種?
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ツチカニムシ達が闊歩する石裏で、一頭だけみつけたカ二ムシ。
ツヤツヤでよく目立つツチカニムシとくらべると、マッドな質感がかなり地味な印象であります。

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大きさも体長1mmあるかないかと言ったところで、さらに薄っぺらい身体でかなり目立たないこのカ二ムシ、ちょっと目を離すとすぐに見失ってしまうほどでした。

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ヤドリカニムシの一種でしょうか・・・?
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2015.05.12     カテゴリ: クモガタ類カニムシ 

   土の中にも・・・キラメキがいっぱい

じめっとした暗い落ち葉の下から覗く、キラリと輝く青い鋏顎、そして赤いハサミ・・・


地上では太陽サンサン、生き物達の数も一気に増えてすでに初夏の気配さえ感じてしまうここ最近でありましたが・・・
落ち葉の下や石裏でも、あらたに動き出した生き物がおりました。





ツチカニムシの一種
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まるでガラス細工かのような透明感のある身体が美しい、ツチカニムシであります。
4月の終わりに一頭だけ見かけていたのですが、GWも終わった頃には石裏でたくさんの個体が見られました。


土壌に生息する小型のカニムシですが、大きな鋏顎を備えた特徴的な顔つきをしており、動きも活発です。
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光りの入る方向によって、微妙に変化する体色も非常に美しいカニムシです。












水を飲んでいるのでしょうか、鋏顎に水滴の玉を抱え込んでいるツチカニムシ。
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最後は触肢のお手入れに余念がないツチカニムシ。
ほんと、美しくてかわいいカニムシであります。

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2015.05.10     カテゴリ: 昆虫イモムシ 

   お次は・・・黒いのがいっぱい

ドクガ幼虫 [ Artaxa subflava. ]


5月らしい、と言えばこんなのもありました。
一枚の葉裏にびっちりと整列したドクガ幼虫であります。
新緑の中にこの黒いかたまりは、かなり目立っておりました。



仲がよろしいですねぇ。
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オレンジと黒のコンビネーションで、単体で見るとなかなかかわいいヤツらです。

2015.05.09     カテゴリ: 昆虫チョウ 

   たまには・・・太陽がいっぱい

ウスバシロチョウ [ Parnassius citrinarius. ]


GWも終わり、とりあえず一息と言った感じの週末・・・
まあ、GW関係無しだったので一息もなにもありませんが、せっかく気持ちのよいお天気が続いていたので、たまには5月らしいチョウの写真でも。

爽やかな陽射しを透かして花に舞う、ウスバシロチョウでございます。






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2015.05.04     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   アキヤマアカザトウムシ幼体  Idzubius akiyamae.

アキヤマアカザトウムシ幼体 [ Idzubius akiyamae. ]
Idzubius akiyamae

アキヤマアカザトウムシの幼体です。
眼丘には角、身体にもトゲが並び、なかなか勇ましい姿でありますが・・・
全身をトゲトゲいぼいぼで完全武装した成体から比べると、だいぶ初々しさが窺がえます。
本種最大の特徴でもある、第一脚のトゲもまだあまり発達しておりません。


Idzubius akiyamae

そしてなんと言っても、動きが速い!
おっとりとして、なかなか動かない成体とは打って変わる俊敏・活発さで、すぐに落ち葉の下に隠れてしまいます。



Idzubius akiyamae

成体のアキヤマアカザトウムシを発見した場所にて。
この幼体は、石裏ではなく降り積もった落ち葉に紛れておりました。
体長は1.5mmほど。

この場所では成体と、幼体の2頭しか見つける事が出来ませんでしたが、代わりに少し面白いものが見られました。
・・・それはまた、のちほど。

2015.05.03     カテゴリ: 昆虫ゴキブリ 

   GW  

モリチャバネゴキブリ [ Blattella nipponica. ]
Blattella nipponica

GW(ゴキブリわんさか、ではない)スタートはよいお天気に恵まれ、公園にもわんさかと家族連れやカップルが押し寄せておりました。
爽やかにふりそそぐ太陽と、花壇に花を咲かせるハーブの香り誘われて、飛び交うチョウの姿に子供たちも大喜びの光景が広がります。

・・・そんな平和な公園の芝生に眼をやると、植え込みの根本に残った落ち葉の下から次々と飛び出してくる、おびただしい数のモリチャバネゴキブリ達が、元気に走り回っておりました。
しかしながら、誰一人としてこのモリチャバネ達の存在に気づく人はいないようでした。
GW、公園の隠れた主役は彼等に間違いないでしょう。


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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