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カテゴリー 《 ガ 》   全15ページ

2018.06.12     カテゴリ: 昆虫 

   今年のキアシドクガ

キアシドクガ Ivela auripes
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5月の終わり。
羽化のピークも過ぎ去り、少し疲れ気味の個体もちらほら見かけるようになったキアシドクガ達が、この日も山道をヒラヒラと舞っておりました。
「そう言えば今年はまだ写真を撮っていないな・・・」と思いつつ、道沿いの草にとまっている個体に目をやると、とてもキレイな触角をしているではありませんか。
さっそく、脅かさぬように慎重に近づいていきます。
せっかくのキレイな触角を撮りたかったので、至近距離までレンズを近づける必要がありましたが、こう言うシーンでは必ずと言っていいほど、カメラで草を揺らしてしまって、モデルを逃がしてしまうのです。
それでもなんとか数枚を撮影して一安心・・・
しかし、キアシドクガの様子になんだか違和感を感じました。






キアシドクガの腹面に、なにやら茶色の動くモノが・・・
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よく見るとキアシドクガの体には、コウガイビルが絡みついているではありませんか。
なんと、今まで生きてるとばかり思って慎重に撮影していた個体は、葉にとまったままの姿で、すでに絶命していたのです。






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小雨がぱらついていたこの日、活発になったコウガイビルが食べ物を求めて草を登り、この死んだキアシドクガにたどり着いたのでしょう。
羽化してから数日間の命と言われるキアシドクガの亡き骸も、こうして他の生き物の糧となって行くのです。











美しい触角!・・・こちらはまだ生きている個体。
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白い妖精・キアシドクガが舞う姿は、梅雨前の風物詩であります。



こちらの記事も、合わせてどうぞ。
天使達の舞 キアシドクガ Ivela auripes
無害。コウガイビル
意外なコウガイ・・・ザトウムシとコウガイビル
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2017.09.11     カテゴリ: 昆虫 

   いい仕事、してます。  ヒゲナガガ科の幼虫

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いつものポイントで地面に腰を下ろして撮影していると、手元の落ち葉や枯れ枝に紛れて見慣れないシルエットが。
取り出してみると、落ち葉をキレイに切り取って組み合わせたモノでした。

ヒロズコガの巣を思い出し、すぐにガのマユ(ミノ)的なモノであると予想はついたのですが、しばらく観察していても幼虫が顔を出す様子はありません。
(この時点では写真左側が、枯れ枝に軽く固定されている感じでした)



しかしキレイなつなぎ目です・・・いい仕事してますね。
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撮影していると、枯れ枝から外れてしまったので、コケの上に乗せて撮影。
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三葉虫のような形状でなんだかカッコいいです。


裏側です。
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裏側の仕上げも抜かりなし!!
ほんと、キレイに作られております。



調べてみたところ、どうやらヒゲナガガ科(Adelidae)の一種の巣のようです。
ヒゲナガガはシーズンにはよく見かけるガでありますが、実は生態がよく分っていないものが多いようで、検索してもあまり画像が上がって来ないのですが、リンク先の「てくてく日記」の伊藤さんが、2015年の記事でこれと似たようなヒゲナガガ科の幼虫を観察されておりました。→てくてく日記「ヒゲナガガ科の幼虫」

この中身が幼虫なのか、サナギなのか全く分りませんが、今回は持ち帰ってみる事に。
忘れて放置してしまわないように、経過観察したいと思います。





2017.06.01     カテゴリ: 昆虫 

   天使達の舞   キアシドクガ Ivela auripes

キアシドクガ Ivela auripes
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薄暗い林内で、ひっそりと羽化の時を迎えていたキアシドクガ。
木漏れ日に透ける純白の翅は、まさに天使であります。


先日、超マクロとハイスピードで捕らえた昆虫の凄い飛翔動画を撮影されている、ヒライさんにご案内頂き、ハエのお姉さんでお馴染みの、ハエ目はるかさんも加わって、虫仲間3人で某里山を訪れました。
この日もまた、気温は低め・雨が降ったり止んだりと言うあいにくのお天気・・・にも関わらず、ご案内して頂いたポイントは、非常に虫の種類が豊富だとすぐに体感できる素晴らしい場所でありました。


ポイントに脚を踏み入れた瞬間に我々を魅了してくれたのが、このキアシドクガであります。

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ちょうどタイミングが良かったようで、そこらじゅうで美しい新成虫が羽化・そして翅が乾くと次々と薄曇りの空に舞い上がります。


キアシドクガは、ドクガ科(Lymantriidae)のガで、名前こそ毒蛾ですが幼虫・成虫ともに無毒であります(ドクガ科の多くに言える事ですが)
ミズキ科の植物を食草とし、しばしば大量発生するために、食草となった樹が葉を食いつくされて丸裸にされてしまう・・・なんて事もよくあるそうです。
年1化のキアシドクガは、初夏のちょうどこの時期、一斉に成虫へと羽化するのであります。



純白の翅も美しいですが、アップでみると顔もこんなに可愛らしい!
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名前の「キアシ」の通り、前脚だけが黄色いのも、オシャレポイントであります。





・・・キアシドクガの乱舞する様子があまりにも見事だったので、動画を撮影してみました。
普段は動画撮影は全くやらないので、クオリティーは・・・ですが(笑)
そして動画に対応していないレンズの駆動音が「カタカタ」うるさいですが、途中でウグイスが鳴いたり、キジの声がしたりと、里山の雰囲気だけは伝われば幸いであります。



2017.05.29     カテゴリ: 昆虫 

   地図の紋  Agathia carissima carissima

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葉の裏にピタリとはりついておりました。



慎重に葉をひっくり返してみると、美しい鮮やかな緑色に、白で縁取られた茶色の紋様・・・
チズモンアオシャクであります。

「地図紋」とは、まったく洒落た名前を付けたモノですね。
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チズモンアオシャク Agathia carissima carissima
シャクガ科Geometridae 、アオシャク亜科Geometrinae

2016.10.02     カテゴリ: 昆虫 

   ニジュウシトリバ

ニジュウシトリバ [ Alucita spilodesma ]


ずっと見てみたかったニジュウシトリバ。
今年やっとその姿を拝む事が出来ました。

低山の中腹の灯火にて。
夜だったためか、動きがとても活発で、しかも微妙に手が届かない枝に止まったニジュウシトリバ。
「もっとその翅をよく見せておくれ!」
・・・と言う心の叫びもむなしく、ぴらぴらと夜の闇に消えて行きました。

よって、撮れたのはこのカットのみ。
本種は成虫越冬すると言う事なので、運がよければ会えるチャンスは多いガなのでしょう。
普通種と言われていても、もなかなか出会えない生き物は数多くいますが、見たかった種に出会えた時の嬉しさは、珍しい珍しくない、関係ないモノですね。
(8月撮影)


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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