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カテゴリー 《 菌類 》   全23ページ

2017.09.24     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   穴から顔を出してコンニチワ

「・・・ん?」

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朽木の穴から、なにやらアヤシイ物が顔を覗かせております・・・









このツブツブは・・・間違いない!
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この日も、いつものポイントを覗いて、真っ赤なベニチャワンタケモドキらしきキノコを見つけたので、荷物を降ろしてのんびり撮影しておりました。
撮影の合間に、ふと後ろにあった朽木に目をやると、おそらくカミキリムシが開けたのであろう、古穴がふたつ。
その古穴のひとつから、チョロリとはみ出したオレンジ色の小さな物体・・・。
穴の直径10mm程度です。




拡大してみると、この通り。
半埋生していると思われる子嚢果のツブツブ感は、カメムシタケとは明らかに違う!
これは初見の冬虫夏草に間違いない!!
(最初、何かの間違いで朽木からカメムシタケが出ていたのでは?と疑っておりました笑)
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とりあえず落ち着いて、まずはベニチャワンタケモドキの撮影をひと通り終わらせます。
次に、じっくり朽木の穴から顔をだした状態を撮影しました。

そしていよいよ朽木からこの冬虫夏草を取り出して、正体を見てやろうと意気込みました!

しかしながら、朽木はなかなか固く、さらにストローマがかなり細く弱々しいのです。
オレンジ色のストローマは、途中ですぐに白い菌糸のような状態になり、いまにもプチっと切れてしまいそう。
慎重に作業を進めて行くと、意外なほどすぐに宿主らしき物体に行き当たりました。

白くて細いストローマは、下手に持ち上げたら自重で切れてしまいそうな程に柔らか。
なんとか無事に朽木から取り出す事ができました。




子実体部分です。
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鮮やかなオレンジ色の頭部に、半埋生の子嚢果。
ストローマは、途中から白くなります。
実は双頭だったようで、もう1本小さな子実体が出ておりました。



宿主の部分です。
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何かのサナギなのでしょうか。
取り出す時に潰してしまったワケではなく、このような状態でした。
イマイチ、これが何の昆虫なのか、分りません。
通常なら、宿主の中身は白い菌糸が詰まっているような気がするのですが・・・中身が無くて、ぺっちゃんこな感じです。




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こうして見ても、宿主部分の中身がすっからかんなのが分ります。
オレンジ色の頭部は、冬虫夏草らしくてなかなかカッコよしであります。





発見時の状態をもう一度。
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斜めに横たわった朽木の穴から、上手い具合に顔を出しております。
とても小さいので、オレンジ色じゃなかったら見逃していたかもしれません。

このポイントで発見した冬虫夏草は、本種を含めると7種類目になりました。
とても狭いポイントですが、非常に濃度が濃い場所と言えそうです。
そしてまだまだ新たな種が見つかるかもしれません。

これに関しては、またいずれまとめて記事にしたいと思います。
さて、シーズンが完全にオフになる前に、出来る限りフィールドに足を運びたいトコロであります。

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2017.09.12     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   ひと休み。

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イトヒキミジンアリタケ Ophiocordyceps sp.

アリから発生する冬虫夏草、イトヒキミジンアリタケの古い子実体柄で、小さなカタツムリが休んでおりました。
アリにとっては恐ろしい存在の虫草ですが、カタツムリには全く関係ない様子であります。

2017.09.10     カテゴリ:  菌類 

   季節の終わり

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チャワンタケの一種 (チャワンタケ科 Pezizaceae. )

森の入り口。
バックを降ろしてカメラの準備をしていると、草の間からまぁるいチャワンタケが見えたので、早速カメラを向けてみました。
すると、そのすぐ横にはまるで夏の輝きの名残りのような、タマムシの亡き骸が静かに光りを放っておりました。


今年は残暑と言う言葉も全く聞かないうちに、秋の空気は深まるばかり。
・・・まだ7月・8月の写真もだいぶアップ出来ていないので、コツコツ更新しなければ。

2017.08.31     カテゴリ:  菌類 

   情熱的な赤と、上品なピンク

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見てください、この情熱的な赤!


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緑に映える刺激的な赤。




こちらの美しいキノコ。
菌友のMさんが調べてくださったところ、ガーネットオチバタケ Cruentomycena orientalis である可能性が高そうです。
どうやら国内では発見例の少ないキノコであるようで、かなり情報が少ないのですが・・・

画像で検索してみると、海外で(主にオーストラリアなど)「Ruby bonnet」と呼ばれているキノコに非常によく似ております。
ガーネットにルビー、どちらものこ美しい赤にピッタリのネーミングなのはうなずけます。

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カサだけではなく、柄まで見事に真っ赤です。
寄り添う姿、可愛らしいです。




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薄暗い藪の中に、ぽつりぽつりと見つかります。



山の麓で、夏季は藪に閉ざされてしまって、なかなか入りづらい場所。
そこを抜けた先の薄暗い林床で、地面の落ち葉や、時に枯れ枝などからも多数発生が見られました。
それでも一面に広がっていると言うワケでもなく、局所的な印象です。

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集団で発生している姿も、可愛らしいです。

実は1度見ておきながらスルーしてしまったガーネットオチバタケ。
後日あらためて撮影に向かったのです・・・ちょっと乾燥気味でしたが、まだあってホントに良かった(笑)









お次は上品なピンクを。

トキイロヒラタケ Pleurotus salmoneostramineus
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ファインダーを覗いて、びっくりしてしまう程の美しいピンク色・・・!
こちらも初めて見るキノコで、山道脇に落ちていた枯れ枝に付いていました。

表から見ると、地味な白っぽいキノコで(よく見ると淡いピンク色ですが)、こちらもスルーしてしまいそうですが、裏側はこの通り。
キノコは裏側も大事なんだなぁと、あらためて実感した次第であります。



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ピンクの海の中に、小さなトビムシが1匹。


ところで、トキイロヒラタケを検索すると、食材としての写真や、パック詰めされた写真、すでに調理済みの写真ばかりが出て来てびっくりしました。
トキロヒラタケと言うキノコを今回初めて見て、とても感動していたのですが、世間では美味しいキノコとして出回ってたようです。




こ8月は幸運な事に、菌類や植物に詳しい方々と、何度かフィールドをご一緒する事が出来て、本当に為になりました。
普段なら見つけられないであろうモノを、いろいろ見る事が出来ました。
視野を広げる事が出来るって、素晴らしいですね!・・・是非とも今後に活かなければ。

2017.08.16     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   謎が謎を呼ぶ・・・

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凄まじい存在感を漂わせ、無造作に地面に転がる謎の物体・・・
菌友のMさんより話は聞いておりましたが、実物を目にする事が出来ました。


大型の毛深いイモムシから、さらにたくさんの細長いシンネマが生じて、凄い事になっております・・・

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この個体は少し古かったようで、状態があまりよくありませんが、幼虫の頭部もしっかりと残っております。
宿主となった幼虫はおそらくマイマイガか、その近縁の種だと思われます。



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この個体のシンネマはご覧のように白~茶色ですが、新鮮な個体だと青白いようです。
今のところ、正体は謎のままでOphiocordyceps属ではないか?と言う事らしいです(分生子が検出できなかったため)・・・







どうでしょうか、この禍々しさ・・・
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こんなに大きくて目立つのに、正体が分からないとは・・・









おまけ。
・・・と言うワケでは無いですが、同じポイントで見つかったシャクトリムシハリセンボン。Ophiocordyceps sp.

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毎年必ず1つは見つけているのですが、こちらは同行の方が見つけてくださったものです。
それにしても子実体も少ないし(風雨で折れた?)、とにかく小さい!

こんなのをサラリと見つけてしまう辺り、経験とセンスの違いでしょうか・・・それとも菌運!?
とにかく、今年も1つでいいから自分の目で見つけたいモノであります。
地面に落ちる前のヤンマタケもね(笑)


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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