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カテゴリー 《 菌類 》   全21ページ

2017.07.18     カテゴリ:  菌類 

   「粘菌フェイント」では済まされない、不思議な世界

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粘菌かと思ってレンズを向けてみたのですが・・・
どうも違和感があります。



とにかく、不思議な世界が広がっておりました。
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見た目・サイズ感はまさに粘菌のソレとソックリなのです。
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・・・詳しい方にお伺いしてもらったところ、カビの一種ではないか?
との回答(借)を頂きましたが、今のところ調査中であります。

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そしてもう一つ。

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こちらは小さめのマメホコリのような物体から、中身が弾け出たような姿であります。





拡大してみると・・・
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爆発的ですね・・・!


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コチラもかなり不思議な造形であります。
キノコの一種ではないか?との事(借)です。


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両者とも今のところ正体は謎であります。
めくるめく菌の世界の魅力・・・まだほんの入り口を覗いているだけのようであります。







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2017.07.06     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   ツブノセミタケ Perennicordyceps prolifica.

ツブノセミタケ Perennicordyceps prolifica.
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セミの幼虫から発生する冬虫夏草、ツブノセミタケであります。
この超絶かっこいい子実体が落ち葉の下から顔を出していたのは、なんと!・・・いつも通っていた枯れ沢でした。


5月の終わりにコガネムシタンポタケのポイントを案内して頂いた、菌仲間のMさんと一緒に再びポイントに向かう事となったこの日は、まさに梅雨の晴れ間とでも言いましょうか、前日までに降りそそいだ雨が、気温の上昇と共に湿度の層となって森全体を包み込む、菌探しにはまさに絶好のコンディションとなりました。
早起きして気合いの前乗りをしてやろうと張り切っていたクマGでありますが、すでに夏バテ気味であった事もあり、あえなく寝坊、プチ前乗りで様子を窺うも、いいところで時間切れ・・・待ち合わせ場所に向かいます。
そしてMさんと合流し、最初のポイントに向かい歩きだすと、足元はすでにカメムシタケだらけではありませんか。
そんなお粋な出迎えに、期待が高まるのです。

そしていつもの枯れ沢に分け入り、荷物を降ろして捜索を開始してすぐの事・・・Mさんより声がかかりました。
「これ、ツブノセミタケですよね?!」
Mさんが指さす場所を見ても、イマイチどれが冬虫夏草なのかが分りません。

目を凝らし、クマGもようやくその物体を確認!
2人で興奮しつつも、一応念のためマクロレンズで子実体を確認します・・・
「つぶつぶしてる!!!(子嚢殻がある!)」

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マクロレンズに映し出されたその姿に、しばし興奮しながらシャッターを切ります。
これが初めて目の当たりにするツブノセミタケであります。(標本では見た事がありましたが・・)
かっこいい!!

・・・が、やはりこのような大きさ・形のモノが冬虫夏草として頭に入っていなかったので、1人では見過ごしてたに違いありません。
冬虫夏草に限った話ではありませんが、現場で実物を見ると言う事が、いかに勉強になるかというのをまた痛感した瞬間であります。




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見た目も風変わりなこのツブノセミタケの面白い所は、多年生であると言う事でしょう。
昨年の古い柄からまた新しい柄が出て来るのです。
この個体もまさにその状態で、真ん中の太くて茶色い柄はおそらく昨年に発生したモノで、そこから白い柄が3本立ち上がっているのが、今シーズンに発生したモノであると思われます。
白い菌糸に埋もれた、新しい子嚢殻があるのが確認できます。

しかしはっきり言って、この白い部分が無いと発見は超困難です!







さて、撮影も一段落すると、いよいよ掘り出してみようと言う事に。
ツブノセミタケは、時に柄が非常に長くなっている事があるようで、掘り出しが困難な冬虫夏草のひとつとされているです!
Mさんと2人、小さいスコップを取り出し、周囲から土をどけて行きます。
とにかく樹の根の多い事!・・・そして子実体から細く細く繋がる柄が、まさに樹の根とソックリでどれが何なのか分からなくなります。
爆弾処理のごとく慎重に樹の根を切り、砂利をかき分け、石を取り出し、そしてやっとの事で最後のセミの幼虫の部分がポロリと出て来ました。

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覚悟を決めて掘り始めましたが、意外にもそんなに長くなかったのでラッキーでした。
薄暗い枯れ沢の斜面、そこに生える灌木の根本であります。
地面には落ち葉も降り積もり、まさにマニュアル通りの理想的環境と言えます。


いつも通っている枯れ沢でありますが、あらためてポテンシャルの高さを実感しました。
今後もまだまだ新たな種類を発見出来る場所なのかもしれません。





そして、Mさんには今回も感謝であります。
山を降りた後は、恒例のビールで乾杯!でした(笑)

2017.06.16     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   梅雨の合間の素晴らしき休日

5月の終わりにコガネムシタンポタケを見に行ったポイントを、再び訪れてみました。

高密度なコガネムシタンポタケの壺である事から、仲間内では「コガネムシタンポタケ牧場」と呼んでいたそのポイントは、すでに「コガネムシ牧場」と化しておりました。
やはり虫草の壺になると言う事は、その宿主の数も多いと言う事が実感できます。
コガネムシタンポタケも5月の時と変わらずに、まだまだ元気であります。
そしてそれ以上に、あちこちから姿を現すオオトラフコガネ達・・・
コガネムシタンポタケが顔を出す、苔むした大きな朽木上にも、どこからともなく飛来したオオトラフコガネが、忙しなくうろついておりました。



コガネムシタンポタケ Ophiocordyceps neovolkiana. と、オオトラフコガネ Paratrichius doenitzi.
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宿主と虫草の共演!!!

この日は前日まで雨のお陰もあり、ポイントは絶好のコンディションでありました。
気温も上がり、もちろんやる気も満々で臨んだクマGであります。




しかし、数カット撮影したところでカメラのバッテリーのemptyが点灯。
でも大丈夫、もちろん予備のバッテリーは常備しております。
いつものようにバッテリーを入れ替えますが、またemptyが点灯するのです・・・状況が飲み込めず、もう一度最初に入っていたバッテリーを入れてみるも、やはりemptyが点灯します。

どうやら、持っていたバッテリーは両方充電し忘れていて、ほぼ空っぽに近い状態だったのです。
一気に気分は絶望へ・・・せっかくいつもより奥地まで足を運んだのに、絶好のコンディションであるポイントにいながら写真が撮れないなんて!!
でもそんな事ばかり言ってはいられません、残されたバッテリーで撮れるモノは撮っておかなければ!
焦る気持ちを抑えつつ、なんとか撮影したのが上の写真であります。
やはりもっとじっくり撮影したかったな・・・

機材のチェックは前日のうちに!
たまにこう言うミスをやらかして初心に帰る事も、大切なのでしょうかね・・・(涙)

2017.05.26     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   アカンソマイセス  Akanthomyces novoguineensis

アカンソマイセス  ノボギネンシス Akanthomyces novoguineensis
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沢沿い、灌木の葉裏にて。
クモ生、不完全型の小さな冬虫夏草ですが、拡大して見るとなかなかの激しいデザインであります。




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2017.05.18     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   コガネムシタンポタケ  Ophiocordyceps neovolkiana


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連日爽やか過ぎるお天気に恵まれて、絶好の行楽日和だったGWが明け、申し合わせたかのように雨が降り、肌寒くなった先週半ば。
菌仲間のMさんのご案内で、そのお友達のBさんと共に、とても見たかった冬虫夏草・コガネムシタンポタケのポイントへ行ってまいりました。
コガネムシタンポタケとは、初夏の頃に現れる美麗甲虫・オオトラフコガネの幼虫から発生する、朽木生の冬虫夏草で、宿主となるオオトラフコガネは「未定」でも何度か紹介した事がある甲虫であります。

前夜の雨もなんとか弱まり、どうにか山歩きが出来そうなお天気に。
・・・しかしながらどんより薄暗い空、ときおり小雨もぱらつく、絶好の菌日和に恵まれました。




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ポイントに到着すると、沢沿からの湿度をたっぷり含んだとコケが、一面を覆う別世界・・・同じ山を歩いてきたとは思えない程に、しっとりとした空気に包まれて、期待が膨らみます。
そして、地面にはこれまたびっしりとコケに覆われた、大きな朽木がそこらじゅうに横たわっているではありませんか。





そんな光景に圧倒されている間もなく、Mさんから「ほら、ありましたよ!」との声がかかります。

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朽木を覆うコケの間から覗く、小さな、しかし鮮やかな黄色い子実体・・・
「おおっ!これが・・・!!」
なんだかあっけない出会い・・・その余韻を楽しむのもつかの間、「こっちにも!」「またあった!」と、次々と発見の声が上がります。
慌ててクマGも朽木の表面に眼をると、すぐに小さな個体を見つける事が出来ました。






大きく子実体を伸ばした個体を、朽木から取り出してみました。
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子実体が4本、立派な個体であります。
案内してくださったMさんは当初、今年は気温のせいか成熟が遅く、数も少ないかもしれないと心配していたのですが、蓋を開けてみれば、かなりの数のコガネムシタンポタケを確認する事が出来て、一安心であります。





こちらはBさんが朽木の皮を剥がしたら、偶然出て来た個体。
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子実体は大きく伸びていますが、地表に出ていないためか、色がとても薄いのが面白いです。





雨の雫を乗せていた、可愛らしい子実体。

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しかし、よく見てみるとこの個体、本体の様子が気になります。
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子実体と同じオレンジ色に変化していますが、宿主である幼虫の一部が露出しているように見えます。









そっと朽木の表面を剥がして、取り出してみました。
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幼虫の頭部が現れました。
こちら側は、朽木に埋まっていた部分ですが、頭部以外は白い菌糸で覆われております。




ひっくり返してみると・・・
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こちら側から見ると、はっきりと幼虫の姿を留めているのが分ります。
朽木のかなり浅い場所にいたようで、幼虫背面のオレンジ色に変化している部分が、最初にチラっと見えていたのです。
朽木の外に露出した部分(日光に当たった部分?)は、オレンジ色に変化するのでしょうか・・・?





と、言う事で偶然出て来たモノを合わせて3個体、並べてみます。
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幼虫の大きさはおそらく同じくらいでしょうが、発生場所や状態によって、どれも個性的な菌に仕上がっております。

うむ・・・なんてカッコいいんでしょうか。
シリーズでストラップにしたい(笑)







コガネムシタンポタケ  Ophiocordyceps neovolkiana
コガネムシ類の幼虫を宿主とする、朽木型(まれに地生型)の冬虫夏草です。
晩春から梅雨時期、主に広葉樹の朽木から発生し、成熟するとタンポ型に近い子実体を1~5本生じます。
山吹色または橙色の鮮やかな子実体は、よく目立ち、とても美しい虫草であります。

この場所では、主にオオトラフコガネ(ハナムグリ)の終齢幼虫が宿主となっているようで、朽木の状態としては硬すぎず、水分を多く含んでむしろ柔らかめなのでしょうか。
宿主の幼虫はいずれも朽木の表面に程近い浅い場所にいたようです。
もともとオオトラフコガネの幼虫は浅い場所にいるのか、浅い場所の幼虫が感染しやすいのか、または菌による何らかの操作が働いたのか・・・妄想が膨らみます(笑)



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とにかく、コガネムシタンポタケの発生数が非常に多い、「濃い」ポイントでありいました。
そもそも、この場所には状態のよい大きな朽木が数多くあったのですが、「ここのオオトラフコガネが全部感染したのでは?」などと盛り上がるほどです。
他にも朽木型や気生型など、違う種類の冬虫夏草も期待出来そうなポイントであります。


一行は時間を忘れ、気づけば辺りは薄暗くなり始めておりました。
教えて頂いた貴重なポイントに、また脚を運んでみたいと思います。
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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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