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カテゴリー 《 ハチ 》   全2ページ

2017.07.07     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   それぞれの事情・・・それぞれの使命

ヤマジガバチ Ammophila infesta  ユミモンシャチホコ幼虫 Ellida arcuata
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我々がツブノセミタケに夢中になっているすぐ横では、ヤマジガバチの母親が坦々と自分の仕事をこなしておりました。
そのヤマジガバチが運んでいたイモムシがあまりに色鮮やかで立派だったので、レンズを付け替えて追いかけてみます。






ヤマジガバチは巨大なレンズの接近に一瞬ひるんで大事なイモムシを投げ出すも、けして遠くに逃げて行く事は無く、すぐにイモムシの元へと戻ってきます。

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大きなアゴでイモムシをくわえ直すと、枯れ沢の急な斜面も物ともせず、必死で追いかけるカメラを振り切らんとする勢いで、グイグイ登って行きます。
ときどき羽音を響かせながら、ヤマジガバチは沢の斜面の上まで一気に登り切りました。





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地面にクモの巣、その向こうにはぼんやりとオレンジ色のカメムシタケが見えます。

そう、ここは冬虫夏草の谷・・・
虫と虫、虫と菌、生き物と生き物が複雑に絡み合う場所なのです。

斜面を登りきったヤマジガバチを、ここで見送る事にしました。
彼女はこの立派なイモムシを自分の巣穴に運び込み、無事に卵を産みつける事は出来たのでしょうか。







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2016.08.13     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   葉上の小さな異空間



不思議な紋様を描くカレハガの卵。
そこにやって来ていたのは細身の小さな寄生バチ。

さっそく撮影してみると、銅色に輝く美しいハチの姿が写し出されました。



ハチの種類を検索してみると、シロオビタマゴバチに似ております。
ハチは卵の上をうろちょろと歩き回り、ときおり卵に産卵する姿も見る事が出来ました。
撮影も試みたのですが、微妙な高さの葉上で、しかも風が強くて産卵シーンはうまく撮る事が出来ず・・・



それにしても、カレハガの卵のデザインも相まって、葉上は不思議空間に。

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2015.10.10     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   手の中の小さな輝き   Chrysis fasciata.

Chrysis fasciata

Chrysis fasciata



すっかり秋の空気に様変わりしていた久々のフィールドは、思いのほか乾いており、粘菌の残党もなかなか見つける事が出来ずに、ただただ歩き回っておりました。

朽木を見ようと、少し藪に踏み入ったところ、腕を虫が登って来る感覚が。
何だろうと見てみたところ、思わず「おおっと!」と声をあげてしまいました。
腕に止まっていたのはこのセイボウだったのです。
飛んで逃げないように、カメラ準備!!

・・・慌てるクマGでありましたが、セイボウは腕を歩き回った後、ポトリと地面に落ちました。








ムツバセイボウ [ Chrysis fasciata ]
Chrysis fasciata

と、言うワケで慎重に捕獲してみたのですが・・・

どうやらこの個体、羽化に失敗したのか翅が片方閉じておらず、飛ぶ事が出来ない様子。
(写真で上になっている翅が閉じていないのがお分かり頂けますでしょうか)
と、言う事でお持ち帰りさせて頂いて、じっくり観察してみました。


とにもかくにも、この芸術的な美しさ、とくとご覧下さいませ。




Chrysis fasciata

Chrysis fasciata
腹端に6つの突起が確認できる事から、ムツバセイボウではないかと思われます。



Chrysis fasciata
美しい深い色合い、そしてこの質感・・・

セイボウと言えば「未定」では、以前にイラガセイボウを紹介しておりますが、こちらは全身青緑色に輝く、まさに青蜂と言った姿でありました。
オオセイボウにも遭遇した事がありますが、このムツバセイボウのようなレインボーカラーは初見であります。



Chrysis fasciata

Chrysis fasciata

このレインボーカラーは、やはりなんとも言えません。
精巧に磨き上げられた金属のような質感・・・しかしこれが工業製品ならば、かなり悪趣味な派手さだと嫌気がさしてしまいそうですが、小さな昆虫ならばこんなにも美しい・・・!

自然のデザインの素晴らしさを、あらためて見せていただきました。
次は是非、宿主を探し活動する本種の姿を、フィールドで見てみたいものであります。

2015.05.20     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   小さいおうち

ムモンホソアシナガバチ [ Parapolybia indica. ]


足元の草の葉の下に何か見えたような気がして覗きこむと、目が合った。


膝くらいの高さの、頼りなげな草に営巣していたムモンホソアシナガバチであります。
まだ小さな巣には卵も見えます。
・・・台風も乗り越えて、立派な巣を作って欲しいですね。

2015.02.08     カテゴリ: 昆虫ハチ 

   黒卵   Trissolcus

タマゴクロバチの一種 [ Trissolcus sp. ]
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ハチと言えば。
樹皮下で見つけた小さなハチ。
こちらは都心ではなく郊外の公園、ケヤキの根本にかなり近い部分の樹皮下で、多数見られました。


単独でいるものもあれば、数頭の小さな集団を作っているものもあり。
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シボ模様の施された渋い黒がなんとも美しく、ずんぐりコロっとしていて非常に可愛らしいハチです。
・・・コバチの仲間なのかと思っておりましたが、調べてみるとどうやらタマゴクロバチ亜科の一種(Trissolcus sp.)であると思われます。
タマゴクロバチは玉子のような黒いハチ・・・ではなく、カメムシの卵に寄生する黒いハチの意味。
冬場はこう言った場所で越冬しているのですね。

体長は1.4~1.5mmと言ったところでしょうか。
前回紹介したクロスズメバチが15mmほどだったので、だいたい十分の一ほどの大きさ、とても小さなハチです。



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夏、カメムシの卵を舞台に活動する姿も見てみたくなりました。


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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