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2017.09.12     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   ひと休み。

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イトヒキミジンアリタケ Ophiocordyceps sp.

アリから発生する冬虫夏草、イトヒキミジンアリタケの古い子実体柄で、小さなカタツムリが休んでおりました。
アリにとっては恐ろしい存在の虫草ですが、カタツムリには全く関係ない様子であります。
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2017.09.11     カテゴリ: 昆虫 

   いい仕事、してます。  ヒゲナガガ科の幼虫

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いつものポイントで地面に腰を下ろして撮影していると、手元の落ち葉や枯れ枝に紛れて見慣れないシルエットが。
取り出してみると、落ち葉をキレイに切り取って組み合わせたモノでした。

ヒロズコガの巣を思い出し、すぐにガのマユ(ミノ)的なモノであると予想はついたのですが、しばらく観察していても幼虫が顔を出す様子はありません。
(この時点では写真左側が、枯れ枝に軽く固定されている感じでした)



しかしキレイなつなぎ目です・・・いい仕事してますね。
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撮影していると、枯れ枝から外れてしまったので、コケの上に乗せて撮影。
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三葉虫のような形状でなんだかカッコいいです。


裏側です。
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裏側の仕上げも抜かりなし!!
ほんと、キレイに作られております。



調べてみたところ、どうやらヒゲナガガ科(Adelidae)の一種の巣のようです。
ヒゲナガガはシーズンにはよく見かけるガでありますが、実は生態がよく分っていないものが多いようで、検索してもあまり画像が上がって来ないのですが、リンク先の「てくてく日記」の伊藤さんが、2015年の記事でこれと似たようなヒゲナガガ科の幼虫を観察されておりました。→てくてく日記「ヒゲナガガ科の幼虫」

この中身が幼虫なのか、サナギなのか全く分りませんが、今回は持ち帰ってみる事に。
忘れて放置してしまわないように、経過観察したいと思います。





2017.09.10     カテゴリ:  菌類 

   季節の終わり

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チャワンタケの一種 (チャワンタケ科 Pezizaceae. )

森の入り口。
バックを降ろしてカメラの準備をしていると、草の間からまぁるいチャワンタケが見えたので、早速カメラを向けてみました。
すると、そのすぐ横にはまるで夏の輝きの名残りのような、タマムシの亡き骸が静かに光りを放っておりました。


今年は残暑と言う言葉も全く聞かないうちに、秋の空気は深まるばかり。
・・・まだ7月・8月の写真もだいぶアップ出来ていないので、コツコツ更新しなければ。

2017.08.31     カテゴリ:  菌類 

   情熱的な赤と、上品なピンク

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見てください、この情熱的な赤!


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緑に映える刺激的な赤。




こちらの美しいキノコ。
菌友のMさんが調べてくださったところ、ガーネットオチバタケ Cruentomycena orientalis である可能性が高そうです。
どうやら国内では発見例の少ないキノコであるようで、かなり情報が少ないのですが・・・

画像で検索してみると、海外で(主にオーストラリアなど)「Ruby bonnet」と呼ばれているキノコに非常によく似ております。
ガーネットにルビー、どちらものこ美しい赤にピッタリのネーミングなのはうなずけます。

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カサだけではなく、柄まで見事に真っ赤です。
寄り添う姿、可愛らしいです。




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薄暗い藪の中に、ぽつりぽつりと見つかります。



山の麓で、夏季は藪に閉ざされてしまって、なかなか入りづらい場所。
そこを抜けた先の薄暗い林床で、地面の落ち葉や、時に枯れ枝などからも多数発生が見られました。
それでも一面に広がっていると言うワケでもなく、局所的な印象です。

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集団で発生している姿も、可愛らしいです。

実は1度見ておきながらスルーしてしまったガーネットオチバタケ。
後日あらためて撮影に向かったのです・・・ちょっと乾燥気味でしたが、まだあってホントに良かった(笑)









お次は上品なピンクを。

トキイロヒラタケ Pleurotus salmoneostramineus
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ファインダーを覗いて、びっくりしてしまう程の美しいピンク色・・・!
こちらも初めて見るキノコで、山道脇に落ちていた枯れ枝に付いていました。

表から見ると、地味な白っぽいキノコで(よく見ると淡いピンク色ですが)、こちらもスルーしてしまいそうですが、裏側はこの通り。
キノコは裏側も大事なんだなぁと、あらためて実感した次第であります。



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ピンクの海の中に、小さなトビムシが1匹。


ところで、トキイロヒラタケを検索すると、食材としての写真や、パック詰めされた写真、すでに調理済みの写真ばかりが出て来てびっくりしました。
トキロヒラタケと言うキノコを今回初めて見て、とても感動していたのですが、世間では美味しいキノコとして出回ってたようです。




こ8月は幸運な事に、菌類や植物に詳しい方々と、何度かフィールドをご一緒する事が出来て、本当に為になりました。
普段なら見つけられないであろうモノを、いろいろ見る事が出来ました。
視野を広げる事が出来るって、素晴らしいですね!・・・是非とも今後に活かなければ。

2017.08.17     カテゴリ:  原始腹足 

   透明貝 マルシタラガイ  Parasitala reinhardti

マルシタラガイ  Parasitala reinhardti
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まだ雨がパラついていた早朝の山にて。
雨で濡れた樹幹に、小さなカタツムリがいたので、撮影して見る事に。

拡大してみると、軟体部分がピンク色に透き通っており、可愛らしいではありませんか!
ちょっとクリオネ感を漂わせる、山の天使・・・!(笑)





別の角度から撮影してみると、殻も透明感があり、体内に大きな卵が透けて見えました。
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殻の大きさは3mmあるかと言ったところ。
非常に小さいので、勝手にまだ幼体だと思っておりましたが、これで成体のようです。
少し見づらいですが、軟体部の尾端にある突起も特徴のひとつです。
小さくて繊細な見た目ですが、とても活発に動き回ります。


この個体を撮影していると、別の個体も現れて、よくみるとそこらじゅうにいる事に気づきました。
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ベッコウマイマイ科 Parasitala
カタツムリは普段ほとんど注目していませんでしたが、調べてみると面白そうです。
いつものフィールドでも、探せばまだまだ色々な種類見つかりそうです。
(7月撮影)

2017.08.16     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   謎が謎を呼ぶ・・・

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凄まじい存在感を漂わせ、無造作に地面に転がる謎の物体・・・
菌友のMさんより話は聞いておりましたが、実物を目にする事が出来ました。


大型の毛深いイモムシから、さらにたくさんの細長いシンネマが生じて、凄い事になっております・・・

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この個体は少し古かったようで、状態があまりよくありませんが、幼虫の頭部もしっかりと残っております。
宿主となった幼虫はおそらくマイマイガか、その近縁の種だと思われます。



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この個体のシンネマはご覧のように白~茶色ですが、新鮮な個体だと青白いようです。
今のところ、正体は謎のままでOphiocordyceps属ではないか?と言う事らしいです(分生子が検出できなかったため)・・・







どうでしょうか、この禍々しさ・・・
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こんなに大きくて目立つのに、正体が分からないとは・・・









おまけ。
・・・と言うワケでは無いですが、同じポイントで見つかったシャクトリムシハリセンボン。Ophiocordyceps sp.

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毎年必ず1つは見つけているのですが、こちらは同行の方が見つけてくださったものです。
それにしても子実体も少ないし(風雨で折れた?)、とにかく小さい!

こんなのをサラリと見つけてしまう辺り、経験とセンスの違いでしょうか・・・それとも菌運!?
とにかく、今年も1つでいいから自分の目で見つけたいモノであります。
地面に落ちる前のヤンマタケもね(笑)

2017.08.14     カテゴリ:  菌類 

   ちいさなキノコ達 ①

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8月もすでに折り返しに差しかかりますが、関東はまるで梅雨が再来したかのような日々であります。
ギラギラとした8月らしさはどこへやら、雨予報とにらめっこの毎日です。

そのお陰もあり、今年はスタートが遅かったキノコ達が、ようやく麗しい姿を見せ始めました。
いつものフィールド、冬虫夏草を探すポイントの谷は、大きなキノコはありませんが、小さなキノコ達はたくさん見られます。







傘の上に乗せた雫に写り込んだ、小さな世界。


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・・・たまにはこんな写真も(^菌^)

クヌギタケ属でしょうか。






シロキツネノサカズキ Microstoma floccosa.
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薄暗く、ジメジメした場所が大好きなこのキノコ。
地面に落ちている、湿った細い枯れ枝に発生している事が多いです。
可愛らしい変わった形と、このケバケバしたピンク色は、探さなくとも目に入って来ます。

チャワンタケ科・シロキツネノサカズキ属。




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シロキツネノサカズキと同じように、枯れ枝から生えていた小さなキノコ。
クヌギタケ属?








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こちらは他のキノコより少し大きいですが、裏側を覗くと美しいハチの巣状になっておりました。
スズメタケではないか?と教えて頂きましたが、今のところ詳細は不明です。







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とても小さいですが、不思議なキノコを発見・・・
透明で、ぷるんとしたゼリーのような姿であります。





ひっくり返してみると、さらにオドロキ!・・・これは何だ!?
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このキノコは、どうやらラッシタケ科・ラッシタケ属のキノコのようであります。
ヒダでは無く、大きな孔が並んだ裏側がちょっと衝撃的でした。




とても小さいです。
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このラッシタケ属の一種も、他のキノコ達と同様に、落ちていた湿り気のある細い枯れ枝から発生しておりました。

調べてみたところ、ラッシタケ属のキノコには発光性のあるモノが存在するそう。
さらに、上のスズメタケも発光するらしい・・・!



もし今回撮影した2種は発光キノコだとしたら、いつも通っているポイントで発光キノコが見れる!・・・しかも2種!!
と、言う事になります・・・これは胸熱です!!!

この後も何度かこのポイントを訪れておりますが、今のところこの2種と再会する事は出来ておりません。
これは是非とも確認してみたいと思います!



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最後は、雫乗せが似合うキノコでは上位にランクインするであろう、オチバタケです。

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ちいさなキノコ達シリーズ、続きます!

2017.08.11     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   エダウチカメムシタケ

エダウチカメムシタケ Hirsutella nutans
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薄闇に、際立つ見事な紅白・・・!!
数あるカメムシタケの中でも、ひときわ真っ赤な子実体から、真っ白なマユダマタケがにょきにょきと生えております。


このエダウチカメムシタケは、この時期冬虫夏草としては最も多く見られるであろう、カメムシタケの子実体に、同じく冬虫夏草のマユダマタケの一種が重複寄生する事により発生するもので、もちろん出現率はカメムシタケより圧倒的に低いです。

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見事に紅白に塗り分けられた、結実部の美しさ。
菌と菌の攻防が織りなす鮮やかな色彩が、薄暗い地面からポッと浮かび上がるかのようなその姿に、思わず手を合わせ拝みたくなってしまったクマGでした。








他の冬虫夏草も何種か発見している、いつものポイントにて。
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カメムシタケの発生も非常に多い場所ですが、エダウチカメムシタケは今回初めての発見でした。
写真ではストロボを当てておりますが、実際はもっと薄暗く、背面と右側に石が壁のように囲んでおり、また上には倒木が斜めに倒れていて、ある程度雨風から守られているような環境に見えました。




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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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