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2018.07.29     カテゴリ: 菌類冬虫夏草 

   クモの冬虫夏草、その後 Gibellula sp.

2月、枯れ沢の石の裏で菌糸に覆われた怪しいクモの死骸を発見し、記事にしたのですが、その後経過観察をしておりました。→記事
4月の時点では特に変化無しだったのですが、5月の中旬に見に行ってみると・・・!
やはり、思った通り子嚢果が確認出来ました。



2月撮影
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そして5月撮影
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え、どこも変わってないじゃないかって?
いえいえ、しっかりと変化しております!





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お分かりいただけますでしょうか。
白い菌糸の上に、薄黄色の子嚢果が出ております。


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拡大。
宿主のクモがかなり小さいので、肉眼ではなかなか確認しづらい大きさです。

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いたるところから子嚢果が出ており、なかなかカッコいい仕上がりに。
宿主の状態や子嚢果の形状から、ヌンチャククモタケ(仮称)である可能性が高そうです。
最初の写真を撮影した今年2月には、少し離れた場所で全く同じ状態のクモをもう1つ発見しています。(そちらは採取、標本として献上しました)
この個体はその後も経過観察を続けるはずだったのですが、次に見に行った6月の時点で見失ってしまいました。
周辺のガレ場では、真冬でも石の下には小さなクモ達が多く活動しております。
おそらく秋や冬に菌に感染したそれらのクモは、春から初夏にかけて成熟するのでしょうか。






あわせてこちらの記事もどうぞ。
「クモの・・・」
「クモの冬虫夏草 Givellula sp.」
「クモノイト」
「雪化粧ならぬ、菌化粧」




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2018.07.23     カテゴリ:  その他の生き物 

    コウガイビルの昼食

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三角の頭を左右にゆらゆらと振りながら、何か獲物はないかと探しまわる、お馴染みのコウガイビル。
乾燥にとても弱いコウガイビルですから、食事は本来ならば雨降りかもしくは涼しい夜間にひっそりと行われるのでしょうが、今はカラカラの炎天下、しかも丁度お昼時であります。

しかし、うっそうと茂った木々に囲まれたこの枯沢は、別世界のようにじっとりと薄暗く、地面は少しだけ湿り気を保っておりました。
そんなしっとりとした地面を進むコウガイビルの前方に、小さなヤマナメクジの幼体が現れた・・・と思った次の瞬間には、すでにコウガイビルがヤマナメクジを捕らえておりました!
コウガイビルの意外なスピードに、油断したカメラは間に合わず!!




12:19
食事開始です。
まるでヘビのようにヤマナメクジを締めあげるコウガイビル。
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状況を把握したヤマナメクジ、慌てて隙間からニュルリと顔を出しました。
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普段は攻撃を受けて身を縮めるイメージしかなかったナメクジが、凄い勢いで身を伸ばして逃げようとする姿に驚きました。
互いにヌルヌルなので、隙間からツルツルと逃げられそうです。


しかしコウガイビルは、頭部で上手くガードし、ヤマナメクジを包み込みます。
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一見すると軟弱なコウガイビルですが、その長い体を巧みに使って獲物を捕らえていたのであります。

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なんとか抜けようと、必死の抵抗をみせるヤマナメクジでしたが、その度にコウガイビルは頭部で行く手を塞いで上手く捕らえます。





12:22
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ヤマナメクジは完全に動けなくなってしまったようです。
コウガイビルはズルズルと土の壁に粘液でぶら下がるような姿勢になりました。
近くを通るアリがちょっかいを出して来ますが、お構いなし。

※コウガイビルの口は、三角の頭部ではなく体の中央・覆面にあります。



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ヤマナメクジでふくらんだ体。
コウガイビルは頭部でしきりに自分の腹部を確認しています。


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ヤマナメクジがいる部分が盛り上がっているのがよく分ります。

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12:36
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腹部の裏側が少し見えました。
白く見えるのは取り込まれたヤマナメクジの一部でしょうか?





食事を終えたのでしょうか、ぶら下がった姿勢から、歩き始めました。
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ヤマナメクジが取り込まれたところが盛り上がって白く透けているのが分ります。
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12:48
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その場を立ち去るコウガイビル。
ヤマナメクジを捕らえてから約30分ほどの食事でした。
もっとじわじわと消化しながら食べるのかと思いこんでいたので、この食事スピードにはオドロキであります。
このコウガイビルは体長約10センチほど、ヤマナメクジの幼体は15mmほどでした。



こちらの記事も、合わせてどうぞ!
無害。コウガイビル

2018.07.21     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   ゴホンヤリザトウムシの幼体

ゴホンヤリザトウムシ Systenocentrus japonicus.
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7月中旬、ゴホンヤリザトウムシの幼体を確認。
地面に落ちていた小枝を行ったり来たりしながら、しきりに何かを口に運んでいるように見えました。
真っ黒な成体とは違い、透明感のある姿が可愛らしい!


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成体と同じように背中に5本の槍が並んでいるので、小さくてもすぐに本種だと分ります。
体長は0.8mm前後。


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成体で越冬するゴホンヤリザトウムシ、おそらく越冬から目覚めて産卵をしているのでしょう。
一体、どこにどんな卵を産んでいるのでしょうか・・・?

2018.06.19     カテゴリ:  両生類 

   田植えとアマガエル

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ニホンアマガエル Hyla japonica
子供の頃からとても馴染みの深い生き物でありますが、それだけになかなかちゃんと撮影する機会が無かったように思います。
さらにいつも通っている山のポイント周辺では、あまり出会う事が無いカエルでもあり(見てないだけ?)、なんだか久しぶりに昔の友達に会ったかのような懐かしい感じさえありました。
今回は田植えのお手伝いをさせて頂く機会があり、周囲を川と田んぼに囲まれた、恵まれた環境の中でたくさんのアマガエル達と戯れる事が出来ました。


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昼間、ブロック塀の穴で発見。
こうした人間の暮らしの身近な場所がよく似合うカエルであるイメージがありましたが・・・今住んでいる自宅周辺ではあまり見かけない事に、あらためて気づきました。(池や川はあるのですがね・・)
たとえ田んぼがあっても、カラスが増えるとアマガエルがいなくなってしまうとも聞きます。








田植えシーズンで水が引かれた田んぼ。
夜が深まると、カエル達の鳴き声もより賑やかに、いっそう盛り上がりを見せてきます。
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田んぼの縁に陣取って鳴いている個体もちらほら。
喉にある鳴嚢を膨らませて鳴いております。


一生懸命鳴いているすぐ横には、上手い事お相手をゲットしたカップルも。
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後ろ姿の可愛らしさ!
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人間達が寝静まった田んぼは、まさにカエル達の世界!
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やっぱりアマガエルはかわいい。
人気者も伊達じゃないのです。
このまま一晩中カエルと戯れたい気分でしたが、田植えの疲れでダウン(笑)
みんなが知ってるアマガエルが、いつでもそばにいる暮らしって、ほんと素敵ですね。






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2018.06.17     カテゴリ: クモガタ類ザトウムシ 

   下を見て歩くのも楽しい

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山道沿いの苔むした切り株に、小さなマメホコリが出ていたのでカメラを向けていたら、どこからともなくザトウムシがやってきました。
マメホコリもザトウムシも、どちらもまだ未熟な若い個体。
いい季節になりました。

2018.06.12     カテゴリ: 昆虫 

   今年のキアシドクガ

キアシドクガ Ivela auripes
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5月の終わり。
羽化のピークも過ぎ去り、少し疲れ気味の個体もちらほら見かけるようになったキアシドクガ達が、この日も山道をヒラヒラと舞っておりました。
「そう言えば今年はまだ写真を撮っていないな・・・」と思いつつ、道沿いの草にとまっている個体に目をやると、とてもキレイな触角をしているではありませんか。
さっそく、脅かさぬように慎重に近づいていきます。
せっかくのキレイな触角を撮りたかったので、至近距離までレンズを近づける必要がありましたが、こう言うシーンでは必ずと言っていいほど、カメラで草を揺らしてしまって、モデルを逃がしてしまうのです。
それでもなんとか数枚を撮影して一安心・・・
しかし、キアシドクガの様子になんだか違和感を感じました。






キアシドクガの腹面に、なにやら茶色の動くモノが・・・
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よく見るとキアシドクガの体には、コウガイビルが絡みついているではありませんか。
なんと、今まで生きてるとばかり思って慎重に撮影していた個体は、葉にとまったままの姿で、すでに絶命していたのです。






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小雨がぱらついていたこの日、活発になったコウガイビルが食べ物を求めて草を登り、この死んだキアシドクガにたどり着いたのでしょう。
羽化してから数日間の命と言われるキアシドクガの亡き骸も、こうして他の生き物の糧となって行くのです。











美しい触角!・・・こちらはまだ生きている個体。
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白い妖精・キアシドクガが舞う姿は、梅雨前の風物詩であります。



こちらの記事も、合わせてどうぞ。
天使達の舞 キアシドクガ Ivela auripes
無害。コウガイビル
意外なコウガイ・・・ザトウムシとコウガイビル

2018.06.02     カテゴリ:  植物 

   ひっそりと・・・サイハイラン

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サイハイラン Cremastra appendiculata.
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こんな藪の中にひっそりと咲いていたとは。
すぐ近くでは、地面で如何わしいオレンジ色のクガビルが絡み合う、ジメっと薄暗い場所であります。
この周辺の山では、群生している場所も何か所かあるのですが、いつも歩いているこんな藪の中にも花を咲かせていたとは、全く気付きませんでした。
華やかさはありませんが、怪しい雰囲気がいい感じです。



雨に濡れた淡いピンク色に、煌めく赤いワンポイント。
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おそらくアカアシカスミカメの幼虫かと思われます。


いよいよ6月に突入してしまいました・・・
5月に撮影したネタがまだけっこうあるのですが、記事にUPする余力がなかなか残らぬ毎日です。

2018.06.01     カテゴリ:  その他の生き物 

   クガビルの交尾(?)

ヤツワクガビル Orobdella octonaria Oka.
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小雨が降ったりやんだりの空模様だったこの日。
いつものように藪に分け入ると、少し開けた空間に、大きなオレンジ色の物体が落ちていました。
遠目でもすぐにそれがクガビルであると分かる、独特のカラーリング。
こんな雨降りの天気だし、ミミズでも追いかけて出て来たのかと見てみると、なんだか様子が違います。



それは密着する2匹のクガビルでした。
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2匹は腹面を密着させているようです。
雰囲気的に、これは交尾行動なのでしょうか・・・?

30分以上この周辺で撮影していましたが、2匹は特に大きな動きをする事もなく、離れる事はありませんでした。




腹面中央、やや後ろあたり?を密着させているようで、すこし突いてもみましたが、全く離れません。
結合部分はイマイチ確認できませんでした。
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この日はもう一組、同じくクガビルの交尾と思われる行動を見ました。
帰宅後、クガビルの交尾について調べてみたのですが、イマイチ有力な情報は掴めぬまま・・・
情報の少ない生き物だけに、まだ謎の部分が多いようです。




こちらの記事も、合わせてどうぞ。→クガビルの朝食


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プロフィール

クマG

Author:クマG
今日も薮で虫探し!

ハエ、ゴキブリ、カマドウマにザトウムシ。
多肉植物も栽培中・・・

東京在住の、自称・薮BOYでございマス。

どうぞよろシク!

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